ども、ウィスキー販売情報とウィスキーレビューをお届けする、ぽよんちょおじさんです😋🥃❤️
今はなき、山崎15年熟成原酒が使用された贅沢な国産ブレンデッドウイスキー❗
「初代ローヤルSR 向獅子」
現行のローヤルもバリバリに旨いけど、響が誕生する前のローヤルもまた格別に旨い。
ちなみにこのローヤルSR向獅子は、1989年酒税法改正前に販売されとった特級表記のあるローヤルSRの初期バージョンにあたる。
ちなみに特級表記が消えたローヤルSRはラベルのデザインがちょっとちゃう(ラベル周囲のギザキザが無くなってストレートカット、そんでもって金枠があるラベル)ねん。
ほな、じっくりレビューしていくでぇ〜😋🥃❤️
品名:初代ローヤルSR 向獅子 特級表記あり(1985年~1987年頃)
生産地域:日本
蒸留所名:サントリーウイスキー(サントリー株式会社)
タイプ:ブレンデッドウイスキー
熟成年数:-
度数:43%
容量:720ml
評価:★★★★★☆(5.5+)
【初代ローヤルSR 向獅子】香りと味を徹底レビュー。
【初代ローヤルSR 向獅子】開封の儀!
特級表記時代の初期ローヤルSR 向獅子までは、透明フィルムやなしに、紐を切る開封の儀を執り行うのが楽しみの一つ😋🥃❤️
エエ酒を開ける瞬間の体験。
紐を切断するっちゅう所作が、ちょっと神聖な気分にさせてくれる。
いやぁ、ほんま素晴らしいパッケージデザインやね😋🥃❤️
香り
初期のSRローヤルは、なんかちょっと色が薄い😋🥃❤️
そんでもって、香りもちゃう。
特級表記がとれた金枠向獅子のローヤルSRからのボトルと比べても、ちょっと重厚感がない感じ。
後のローヤルSRのシェリー感と違ってちょっとバナナ感のあるエステリーさ。
うす〜く、べっこうあめチックな香りがするけど、比較的アッサリした香りやね😋🥃❤️
開栓後約4ヶ月目にしてややメロンのような山崎感のある香りが強くなってきた😋🥃❤️
味
ストレート (開栓日)
あきらかに特級表記なしの金枠向獅子SRローヤルに比べて軽やかな印象をいだく味やねぇ・・・。
ハチミツのような甘みに、スッキリしたハーブ感、軽いバニラ、喉の奥が熱くなるアルコール感。
金枠向獅子SRローヤルみたいに特徴的なシェリー感が無いからちょっとわしのイメージするローヤルの重厚さが感じられへんなぁ〜。
初期のローヤルSRは、結構ドライでスッキリしとるから、シェリーの雰囲気が強くなってくるコレ以降のSRローヤルと比較して飲んでみたらハッキリ違いがわかって面白いでぇ〜😋🥃❤️
ストレート (開栓後 10日目)
ちょっと開いたのか、開栓日のようなアルコール感が和らいで、エステリーな甘い雰囲気が目立つようになってきた。
最初はシェリー原酒の個性がはっきりしてくる後の世代のローヤルのほうが旨いと思ったけど、コレはコレで悪くない。
ストレートよりロックが合いそうやから次はロックでテイスティングやな😋🥃❤️
ストレート (開栓後 2ヶ月目)
スモーキーさと華やかさのバランスがエエわぁ〜。
全体的に飲みやすくまとまっとるし、スッキリ傾向ではあるものの甘みもしっかりある。
開栓後2ヶ月目にしてだいぶ開いて、ほぼ完全に馴染んだ感あり😋🥃❤️
30年以上前に瓶詰めされたごっつ古いローヤルやけど、全然今出しても恥ずかしくないレベルで旨いわ。
加水(開栓後 2ヶ月目)トワイスアップ
青りんご、ハチミツ、バニラ、ややシナモンの香り。
香りがグッと開いてきて、味もしっかり旨いねぇ😋🥃❤️
アルコール感もだいぶ消えるし、フルーティな香り、舌の上からのニュアンスとなめらかなハチミツのような甘みがしっかり楽しめる。
スモーキーさとシナモンの香りが口内に残って、シックな余韻。
なんかちょっとカッコエエ気分になる感じ。
わかるかなぁ〜?😋🥃❤️
水割り(開栓後 2ヶ月目)
フッとバニラが香る、フルーティで華やかな香り。
一口含んだらちょっとだけスモーキーさがあって、山崎らしい香りとシェリー感のある暖かな甘みがスッと入ってくる。
カラオケでもはさみながら飲みたい、どことなく昭和感あるこの感じがエエなぁ〜😋🥃❤️
トワイスアップでも抜群にうまいけど、水割りも合うわ😋🥃❤️
ロック(開栓後 10日目)
エエやん、旨いやん😋🥃❤️
わしのイメージにあるローヤル像とはちょっと違う、軽やかで繊細な味のロックスタイル。
重み、ある意味ねちっこいともとれる、後の世代のローヤルSRで出てくる特徴的なシェリー原酒の甘みが無くて、澄んだハチミツのようなサラリとしたキレイな甘み。
エエように言うたら、クセがなくて飲みやすい。
悪いように言うたら、もうちょっと複雑さがほしい。
ただ、歴代のローヤルを遡っていく楽しみを感じる一つの感動ポイントであることは間違いないから「初期ローヤルSRの向獅子マーク」は、いっぺん味わっとくべき一本やと言える。
喉の奥に熱を感じる雰囲気は、ストレートのときと同じ感じやね😋🥃❤️
ロック(開栓後 4ヶ月目)
グラスからはメロンのようなフルーティな香りが漂ってくるんやけど、いざ口に含むとややあっさりめのさらりとした甘みが広がっていく。
開封後時間が経ってやや開いたのか、ピークにかけてのフルーティな香りの広がり、余韻の長さが開栓当初よりも良くなった印象😋🥃❤️
歴代ローヤルの中で抜群にエエ出来っちゅうわけやないけど、やっぱりこの後に出てくる山崎15年モルトを特徴とするとは全く違う味わいやから面白い一本やなぁ😋🥃❤️
氷が溶けてくるほどに馴染んできて、特徴的な山崎の香りがハッキリしてくるのもまたエエやん。
ロック(開栓後 8ヶ月目)
いつのまにやら、ごっつ開いてきたなぁ・・・・。
インペリアルにも共通する、オールド山崎の風味が凝縮されとって熟成感もなかなかエエ感じや😋🥃❤️
やっぱりオールドボトルのローヤルは、高級感のあるモルトの深み、重厚感があるねぇ。
開く前は比較的あっさりした印象が強かったけど、本格的に香りが開いてくると、多層感のあるフレーヴァーとなめらかな口当たりが楽しめる素晴らしいボトルやわ😋🥃❤️
ロック(開栓後 14ヶ月目)ローヤル’60特級のあとに
ローヤル’60のあとに飲むと、明らかにめちゃんこシェリー感が薄いわ。
この初代ローヤルSRもインペリアルに共通する部分はあるけど、ローヤル’60と比較してまうとどうしても浅さがあるなぁ・・・。
不味いわけやないけど、ちょっと足りてない。
そんな表現がしっくりするローヤルかも😋🥃❤️
ロック(開栓後 2年1ヶ月)最後の一杯
やっぱりストレートよりはロックがエエな😋🥃❤️
あっさりした甘みやけど、山崎の雰囲気を感じるフルーティさにほのかなスモーキーさがあるクラシカルな雰囲気がやっぱりローヤルらしい部分やね。
年代物の割にコルクの状態もキレイで、なかなかエエ状態のボトルやったのもナイスポイント。
もうなかなかこの年代のローヤルに出会う機会も少なくなってきたけど、万が一遭遇した時はいっぺん飲んでみてなぁ〜😋🥃❤️
現行のローヤルと全く違う、オールド感漂うクラシックスタイルが楽しめるでぇ〜😋🥃❤️
【初代ローヤルSR 向獅子】の販売価格は? ぶっちゃけ買い?
ローヤルSRはオークション、フリマサイトで4000〜5000円くらいで買えるから、まだまだ手に入れやすいオールドボトルの一つ。
街の中古ショップなら、まだまだもっと安くで買えるかも😋🥃❤️
ローヤルのオールドボトルにハマりだすと歴代ローヤル全部揃えたいし、一通り味わいたい病気にかかる可能性が高いから、キミもいずれ手を出すことになると思う😋🥃❤️
現行のローヤルとも、一昔前のローヤルとも一味違った味わいが特徴の1980年代なかばの味を今でも変わらず楽しめるのはウイスキーならではの楽しみの一つ。
百聞は一見にしかず。
気になったら探してみてなぁ〜😋🥃❤️
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