ども、ウィスキー販売情報とウィスキーレビューをお届けする、ぽよんちょおじさんです😋🥃❤️
来たるべき2000年に向けて、1999年に限定発売されたサントリーの高級ブレンデッドモルトウイスキー。
「ミレニアム 2000」
ウイスキー大不況時代の中、余りに余った原酒山崎20年モルトをキーモルトに、白州モルトと共に17年以上熟成された原酒のみで構成されたごっつ贅沢なブレンデッドモルトが、ミレニアム2000や。
同時にミレニアム15年も発売されたんやけど、実はエイジング表記のないミレニアム2000のほうが高級ボトルの位置づけ。
ほな、じっくりレビューしていくでぇ〜😋🥃❤️
品名:ミレニアム20000(2000年頃)
生産地域:日本
蒸留所名:サントリーウイスキー(サントリー株式会社)
タイプ:ピュアモルト(山崎と白州のブレンデッドモルト)
熟成年数:17年(山崎20年をキーモルトとして17年以上のモルト原酒をブレンド)
度数:43%
容量:700ml
評価:★★★★★★★(7)
【インペリアル 響マーク】香りと味を徹底レビュー。
香り
成熟感を醸し出す、エステリーなりんごのフルーティさ😋🥃❤️
長期熟成白州モルト由来とおもわれるスモーキーなニュアンスがあって、やや爽やかさも感じる絶妙な香り立ち。
コンディションによってはアイスクリームのような甘い香りもする。
山崎20年をキーモルトにしてブレンドされとるみたいやけど、どっちかっちゅうと、山崎モルトよりも白州モルトのニュアンスが強い感じやなぁ😋🥃❤️
味
ストレート (開栓日)
おぉ〜、さすが長期熟成のブレンデッドモルトだけあって、滑らかで複雑さのある味やけど結構しっかりした味やねぇ😋🥃❤️
山崎、白州、それぞれ特有の個性を感じるサントリー感全開の味やねんけど、ブレンデッドモルトやからか、響みたいな味を想像しながら飲むと独特のクセっちゅうか、複雑で個性的な味わいが大きく広がる感じ。
後半ミズナラ原酒の香木感がフワッと来て、もう一段サントリー感を味わったあと、スモーキーさと共にゆっくりと閉じていく。
余韻はそれほど長くなくてあっさりめやけど前半の味の濃さが印象深くて、もういっぱい口に運びたくなるわ😋🥃❤️
口内にころがしながらゆっくり鼻に空気を送ると、軽くワックスのニュアンス。
余韻では軽くバニラが漂って、個性的やけど優しさを感じる収束を迎える。
全体を通してシェリー系のイメージは薄くて、バーボン樽、パンチョン樽系の味わいが主だった部分を構成しとる感じやね😋🥃❤️
山崎らしさも白州らしさもしっかりあるんやけど、やっぱり白州由来の風味の方が強く感じるかなぁ〜😋🥃❤️
ストレート (開栓後 20日目)
ん〜、やっぱり白州系の味が強い気がするなぁ😋🥃❤️
クリーミィでエステリー、バーボン樽原酒由来の甘みがしっかり出とるわ。
ラストにはサントリーにしては比較的ハッキリめのピート感があるから、響シリーズとはまたちゃう味わいの良さがある😋🥃❤️
最近のライトなサントリーウイスキーが好きな人よりも、ちょっと昔のしっかりめのウイスキーが好きな人に合う味やと思うわ。
ジャパニーズ嫌いのスコッチ好きにも割と受け入れられやすい味に仕上がっとると思う。
加水(開栓後 20日目)少量加水〜トワイスアップ
加水したらミズナラの雰囲気がよりハッキリしてくる感じで、なかなかエエ感じ😋🥃❤️
しっかり味がありつつも、飲み口は比較的あっさりでつぎつぎ口に運んでまうわ。
少量加水では味のバランスは崩れへんけど、トワイスアップくらいまでいくと味と風味が分離してくる感じになって、青りんご系のフルーティーさが主体にややスモーキーさがあるボケたような感じになる。
ミズナラ香は殆ど消えて、ミレニアム2000の特徴的な旨さが飛んでいってまう。
もったいないから、加水するなら香りを立たせる程度の極少量加水にしといたほうがエエでぇ〜😋🥃❤️
ロック(開栓後 5日目)
山崎の特徴的なメロンのような香りがファ〜っと広がって、馴染みあるサントリーの雰囲気がムンムン漂うねぇ・・・、ごっつエエ匂い😋🥃❤️
味はメロウ&モルティで骨格がしっかりした力強さを感じる。
ミズナラ原酒のオリエンタルな雰囲気とピーテッド原酒の奥行きが、ミレニアム2000独特の個性を生み出しとるわ。
思いのほか、氷が溶けて加水が進むと味気なさが出てくるから、ロックで飲む場合はサッと飲んでまうのがベストやと思う。
ブレンデッドウイスキーとしての全体的なまとまりの良さ、多層感のある響シリーズとはちょっとちゃうけど、山崎20年熟成原酒をキーモルトに17年以上熟成のモルトが組み合わされた味わいと熟成感は申し分なし😋🥃❤️
現行の山崎、白州、響のビンテージを探し回るのもエエねんけど・・・、今でも安く手に入れば、2万円程度で買えるミレニアム2000のほうが絶対にオススメできる仕上がりや😋🥃❤️
ハイボール(開栓後 21日目)濃いめ
ハイボールにするとパンチョン樽系のウッディさがわかりやすく出てくるねぇ。
正直濃い目に作っても薄味っちゅうか、満足感としてはレベルが低い。
ストレート、ロックでは結構しっかりあったミズナラの香りも弱々しくなるし、フルーティさはあるけどパッとせん。
当然、各々の要素はあるし、まずくはないんやけど、骨格がやせ細ったように弱々しくなって、全くオススメでけへんわ😋🥃❤️
ミレニアム2000でハイボールするくらいなら、ローヤル15年で贅沢バリバリに濃い濃いハイボールやったほうがまだマシやと思うで😋🥃❤️
【ミレニアム 2000】の総合評価。
ミレニアム 2000の定価は、発売時で10000円くらいやったはずやけど、現在は30000〜40000円程度で取引されとるみたいやね。
同17年もののウイスキー、響17年よりも買いやすい値段やし、今でも贅沢なサントリー風味のモルト感を味わいたいなら悪い選択肢やない。
総合評価としては、サントリー好きでスモーキーさも嫌いやなかったら、おすすめできる一本や😋🥃❤️
ウイスキー不況の時代にリリースされた贅沢な原酒構成といえど、なかなかハイレンジな価格設定で、斬新なデザインのボトルが目を引いたのを覚えとるわ。
ちょんっと触ったらグラグラ左右に揺れるんやけど、まさに「ウイスキーのゆりかご」っちゅうか、「刻のゆりかご」のなかで眠るウイスキーを眺めとるような気持ちになる😋🥃❤️
初見ではキャップの構造がどうなっとるのかわからへんと思うけど、この金色のキャップはしっかりしたスクリューキャップで、めちゃんこ重厚😋🥃❤️
二次流通品を買うときにコルク由来のヒネを気にする必要がないのは今となっては嬉しいポイントや。
中身の原酒もなかなかエエもん使っとるなぁ〜と思うけど、実物を見たら外身のボトルもかなり金がかかっとるのがよく分かると思う。
もうミレニアム2000発売時の1999年から24年も経ってしもて、随分と時代が変わってしもた。
改めて考えても、そんな時間が経ったと思われへんのが恐ろしいところやけど、当時では考えられへんほどにウイスキー需要が伸びて、日本国内の蒸溜所も増えた😋🥃❤️
叶うことならこの頃の贅沢な旨い原酒をもっと味わいたいけど、これも「刻の流れに身を任せ、ウイスキー色に染められ」ながら今飲める旨い酒を探し求めて楽しんでいこや😋🥃❤️
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