【ザ・ウイスキー 特級】中身はほぼ山崎30年!? サントリー究極のジャパニーズウイスキー。

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ぽよんちょウィスキーレビュー
ぽよんちょおじさん
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ども、ウィスキー販売情報とウィスキーレビューをお届けする、ぽよんちょおじさんです😋🥃❤️



サントリーの2代目社長「佐治敬三」と、作家でありサントリー社員として働いとった「開高健」の会話が誕生のきっかけとなった、伝説のジャパニーズウイスキー。

その中身はなんと・・・、山崎30年原酒(平均酒齢)を使用したエゲツないスペック。

しかも、構成原酒は全て国内で蒸留、熟成した原酒を使用。


響30年の前身となったサントリー究極のブレンデッドウイスキーっちゅうてもエエ。

今後登場することは無いんちゃうかっちゅうくらい豪華な原酒構成と、命とプライドをかけたブレンド作業。

本物の超高級ジャパニーズウイスキーの先駆けであり、佐治敬三のエゲツないこだわりが詰まった、まさに「唯一至高」のウイスキー。


「ザ・ウイスキー 特級時代」


古き良きサントリーウイスキー究極のオールドボトルを徹底的にレビューしていくでぇ〜😋🥃❤️

品名:ザ・ウイスキー(特級)
生産期間:1977年〜1989年
生産地域:日本
蒸留所名:山崎蒸溜所

タイプ:ブレンデッドウイスキー(構成原酒は全て国内蒸留原酒のジャパニーズウイスキー)
熟成年数:-(平均酒齢30年の山崎モルトを贅沢に使用)
度数:43%
容量:760ml

終売時期:1989年(酒税法改正により特級表記が消え終売となる。)
シリーズの終売時期:2006年(サントリーウイスキーのブランド編成により完全終売を迎える)

評価:★★★★★★★★★(9+)

オススメの飲み方

№1:一滴の加水
№2:ストレート、ロック

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伝説のウイスキー【SUNTORY THE WHISKY】 サントリー ザ・ウイスキーとは?

 父・鳥井信治郎が、日本のウイスキーづくりの嚆矢として「サントリー山崎ディスティラリー」を創立したのは、大正12年のことであります。
以来、ウイスキーに独自の道を求めてやまなかった創業の志を受け継ぎ、長年にわたっていつくしみ、はぐくんだぼう大な樽から選びぬいたモルトと、持てる技術と経験のすべてを注いで追い続けた私ども父子二代の熱い夢が、ここに実現いたしました。
 名づけて SUNTORY《THE》WHISKY。
 これこそ、10数年前、サントリー《インペリアル》を生んだ日本の風土と、ウイスキーづくりにかける情熱がきわめた新しい頂点であり、かつていかなる国のディスティラリーも醸し得なかった芳醇・洗練の美酒であると自負いたします。このウイスキーに敢えて「唯一・至高」を意味する《THE》を冠しましたのも、ひろく国の内外にその真価を問いたいという私の念願からでございます。
 伝統を生かした苦心のデザインによる手づくりのボトルにこめてお届けするSUNTORY《THE》WHISKY。どうぞご試飲を賜り、ご高評をおきかせくださいますならば、まことに幸甚に存じ上げます。

サントリー株式会社 取締役社長 佐治敬三

SUNTORY THE WHISKY 付属冊子より引用
ぽよんちょおじさん
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このザ・ウイスキーは、佐治敬三と開高健のふたりが車に乗って阪神高速を走っとる途中のふとした会話から生まれたと言われとる。

そのきっかけとなった会話が開高健が言うたこの一言。


「最近は新商品が一年経てば消えていく。まるで川の泡ですがな。そこであんさんが極上のモルトの至尊至高のブレンドを一つ編みだし、これ以降これ以上のブレンドは地上にありえないということを宣言するんですわ。そのために、そのウイスキーを“ザ・ウイスキー”と命名する。字体と瓶の形は永遠に変えない。何しろ特定唯一の定冠詞なんやから」


この一言、いつ見返しても痺れるわほんまに。

ほんで、当時のチーフブレンダー佐藤乾が担当し、気が遠くなるほどの試作の末ようやく社長でありマスターブレンダーである佐治敬三からのOKが出された。

死にものぐるいで完成させた《ザ・ウイスキー》のCMには佐治敬三みずからが出演するという異例の気合の入りようがうかがえる。

まさに前代未聞、至尊至高のウイスキーが誕生したわけや😋🥃❤️

サントリー ザ・ウイスキー秘話その1(その中身は、ほぼ山崎30年)

ぽよんちょおじさん
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サントリーの2代目社長佐治敬三の時代に、有名な作家開高健のアイディアによって生み出された、世界でこれ以上無い「人類史上最高」のブレンデッドウイスキーを目指し登場した幻のウイスキー。

担当したブレンダーは当時のチーフブレンダーやった「佐藤乾」。



気になるその中身はっちゅうと・・・。

一年に一回、超秘蔵の山崎超熟モルトを選出し、その年に選ばれた最高の原酒を使う。

なんと、平均酒齢30年以上の山崎モルトがウルトラ贅沢に使われた、今では絶対にありえへんとんでもない贅沢なウイスキーや。

しかも、構成原酒の全てに国産の原酒を使った当時にしては信じられへんほどのこだわりの塊。


1997年に発売開始になって今もサントリーウイスキーで最上級ブレンデッドとして君臨し続ける「響30年」の前身っちゅうか、響シリーズが登場してからも、数年間サントリーの最高級ブレンデッドウイスキーとして君臨し続けた伝説のボトルにして、もう二度と飲まれへん、究極のオールドボトル。

それが、サントリーの「ザ・ウイスキー」や。

山崎蒸溜所に眠るザ・ウイスキーのサンプルボトル
ぽよんちょおじさん
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山崎蒸溜所に眠るザ・ウイスキーのサンプルボトルを見つけた君は、なかなかマニアック😋🥃❤️

見学館の中にひっそりとあるから頑張って探してみてねぇ〜😋🥃❤️


サンプルボトルに記載された製造がSUNTORYやなしにYAMAZAKI DISTILLERY。

生産地がJAPANやなくて、YAMAZAKIになっとる点にもご注目。

正真正銘、超長熟の山崎っちゅう証なわけや😋🥃❤️

サントリー ザ・ウイスキー秘話その2(全てが特別なボトルデザイン)

ぽよんちょおじさん
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サントリーのザ・ウイスキーは、「特級時代」、「向獅子マーク時代」、「響マーク時代」の3種類が存在するんやけど、「特級時代」だけボトルキャップが木製やからひとめで見分けがつく。

メインのボトルデザインは歴代同じ、立体的な表情の3次元レリーフがあしらわれた特殊ボトル。

ボトルの生産を請け負ったのは、有田の名門「岩尾對山窯」

「岩尾對山窯」は、サントリーのスペシャルボトルコレクションなど、有田焼シリーズのボトル生産を請け負った技術力の高い窯元や😋🥃❤️


ザ・ウイスキーのボトルは岩尾磁芸レリーフの技術でウィスキーの製造工程が描かれた特別な製造工程で製造されとる事と、青とも紫とも言える美しいカラーの釉薬が特徴的。

実は、この絶妙な色合いの釉薬は、このザ・ウイスキーのために開発した特別な釉薬やねん。

中身だけやなしに、ボトルにも「唯一・至高」を意味する《THE》を意識した特別な仕掛けを施したんや😋🥃❤️


高度な技術で焼成され、紫紺の美しい釉薬で染め上げられたボトルは一本一本色合いも風合いも違った仕上がりやから何本買っても新しい発見、それぞれに違った魅力がある。

大量生産品やなしに芸術作品っちゅうても過言やない、写真ではなかなか伝わりにくいんやけど、実物を手にしてみればメチャメチャコストのかかった有田焼である事が一発でわかる。

ちなみに、「向獅子マーク時代」、「響マーク時代」はキャップ部分が木製やなしに、全部が有田焼になっとるのが特徴やね。

サントリー ザ・ウイスキー秘話その3(昭和天皇がお気に召した、唯一至高のウイスキー。)

ぽよんちょおじさん
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普段は酒を召しあがることがなかったあの昭和天皇が、唯一お気に召したウイスキーが何を隠そうサントリーのザ・ウイスキーや。

スコッチも召し上がる機会はあったものの、ハイアルコール故の刺激からか味が「辛い」と仰っており、ウイスキーに対しての印象は良いとは思ってなかったと推測できる。

その陛下に、当時の日本が誇る最高傑作「ザ・ウイスキー」を振る舞ったのが島村宜伸氏。

ザ・ウイスキーを召し上がった陛下の表情はほころび、「美智子、これはおいしいよ」と美智子妃殿下へ感想を述べたエピソードが残っとる。


その日は結局、陛下、妃殿下ともにそれぞれ2杯もザ・ウイスキーを召し上がったらしいから、相当お気に召されたんやろなぁと思うわ😋🥃❤️

こんな庶民のわしらが陛下と同じ昭和最上級の飲み物を、令和の今になって飲めるのは奇跡に近いよね😋🥃❤️

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【ザ・ウイスキー 特級】 香り・味を徹底的にレビュー

開栓日:2022/04/09

香り

ぽよんちょおじさん
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実に熟成感のあるリッチな香りで満たされる😋🥃❤️

華やかさよりも重厚感、選ばれし本物の威厳を感じる、唯一無二の存在感。

鼻孔に絡みつくような重み&美しすぎるウッディネス。


マンゴーのような南国系のフルーティさもあるけど、パァ〜っと主張するにぎやかな目立った香りやなしに、静かに、確実に、ここに存在する落ち着きのある甘い香りに仕上がっとる。

軽くやけど、スイートな焼き芋のようなニュアンスも。

ストレート(開栓日)

ぽよんちょおじさん
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口に入れた瞬間、確実に山崎モルトとわかるあの香りで、軽やかで極めて品のエエシェリーの甘み、オーキーでまろやか、リッチ&複雑かつ多層。

舌触りも抜群で、やや焦がしキャラメルのようなビターさがあるけどバランスを崩すような感じではなく、ドライなニュアンスがありつつも全体的な雰囲気としてはしっかりとした熟成感を感じる。

一口飲んだだけでも、熟成からくる深くしっとりとした独特の甘みが理解できるはず。

どう味わっても山崎とハッキリ判断できる味わいで、山崎モルトファンなら陶酔すること間違いなし。

フィニッシュは比較的ドライで、実にキレイに美しく幕を下ろすけど、余韻はリフィルっぽいシェリー樽モルト主体の暖かさと、馴染みきったやわらかなピート感、ミズナラ樽モルトからくるオリエンタルで官能的な甘く香り高い樽香が永くつづく・・・。


舌触りは、磨き上げられたクリスタルのように滑らかで、熟成感も申し分なし😋🥃❤️

特級時代特有のややあっさりした味の傾向はあるけど、今飲んでも完成度としては申し分ない、っちゅうか、後にも先にもこんな贅沢なジャパニーズブレンデッドはもう出てこんのちゃうかな・・・。

シェリー感は近年のシーズニングタイプやなしに、オールドシェリーのそれで一味違う磨かれた旨さがある。


なんちゅうか、昔のシェリー主体やった旧山崎25年を思い出すような複雑に凝縮された甘みがあって、古き良き時代のサントリーウイスキーを思い出す味。

ほんまにほんま、山崎を体中で感じることができる超ハイクオリティなジャパニーズウイスキーや。

大枚はたいても買う価値は絶対にある。

ストレート(開栓後 2週間)

ぽよんちょおじさん
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思わず笑みが溢れるほどに優しく、フルーティでウッディな熟成感のある複雑な味わいが広がっていく。

全体的な印象としては、クリィーミィかつシェリー樽のニュアンスが強めで、柔らかなタンニンと共に伸びる“明らかに山崎モルトとわかる特徴的な甘い香り”がとにかく素晴らしい😋🥃❤️


余韻で目立つのは、最初の方に限ってはシェリーカスクのそれやけど、最後の方で香木感のあるオリエンタルな香りへとフッと変化して美しく収束する。

やっぱり旨い、旨すぎるなぁコレは・・・。


アルコールの刺激って何?っちゅうほどに滑らかな舌触りで、人間の味覚と嗅覚を狂わせる悪魔のような酒。

もちろん飲みごたえも申し分なし。

ザ・ウイスキー恐るべし。

ストレート(開栓後 3週間)山崎18年のあとに

ぽよんちょおじさん
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飲めば飲むほどに、ザ・ウイスキーの深い味に魅了されていく。

熟成感は言わずもがな。

いわゆる山崎の特徴的な香味さえも、現行のシングルモルト山崎18年よりハッキリと山崎を感じるしっかりしたもんや😋🥃❤️

力強さにおいてはシングルモルトである山崎18年のほうがややパワフルやけども、その他の要素においてはあらゆる面で、ザ・ウイスキーのほうが旨いし、感動の次元が違う。

ちゅうか、山崎18年どころか、現行の山崎25年よりも旨い。

わしのような馬鹿舌でも、ブラインドテイスティングで完全に長期熟成の山崎とわかるレベルに山崎。

そらぁもう、ごっつい山崎😋🥃❤️


グラスから溢れ出すような、文句なしに素晴らしい旨さで、唯一無二の個性があるジャパニーズブレンデッドウイスキーや😋🥃❤️

ストレート(開栓後 5ヶ月目)インペリアル特級と飲み比べ

ぽよんちょおじさん
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何回飲んでも、ホンマに気合の入り方が10倍くらい違う驚愕の旨さやて・・・。

ザ・ウイスキーが出るまでサントリー最高峰のウイスキーやった特級時代のインペリアルと飲み比べても圧倒的なクオリティの差が浮き彫りになる。

あのインペリアルが味気なく感じるくらいや😋🥃❤️


一応ブレンデッドウイスキーになっとるけど、正直中身はほぼ山崎モルトなんちゃうかなぁ。

圧倒的に長期熟成を感じる山崎モルトの深い味わいが楽しめるから、山崎ファンなら絶対に一本は手元においておくべき歴史的傑作や。

美しいシェリーで抵抗なくスルスル飲めるけど、ラストに軽く感じるミズナラが山崎の力強さと奥行きを底上げしとる。


正直ごっつ山崎な上に、現行の山崎25年と比べても熟成感も深い。

過言や無しに響30年と同レベルの極まった熟成感っちゅうてもエエレベル。

そんでもって体感的なグレーンの濃度は現行の響30年のほうが強いし、原酒構成の贅沢さもザ・ウイスキーに軍配ありやと思うわ。

旧山崎25年を思い出す、枯れたような複雑なフルーティさと圧倒的包容感を兼ね備えたシェリー樽原酒のニュアンスは感動モノやでほんま😋🥃❤️


初代にあたる(特級時代)のザ・ウイスキーは、三つの世代の中で最もシェリー原酒が贅沢に使われとる印象があるんやけど、タンニンが強すぎるわけでもなくものごっつキレイで「味の黄金比」とも言える“完璧”な美しさがあるんや。

古き良き山崎のシェリーカスクが好きなわしのようなサントリーファンには、一生の宝物っちゅうてもエエ素晴らしいボトルであることは疑いの余地がない。

多層的なウディネスと香木感、甘く十二単のように華やかなキャラクターに焦点を当てると、現行の響30年の方がやや上かな〜っちゅうレベルやね。

まあそれも後の世代に出てくる世代でとんでもない(ミズナラ原酒バリバリの)ザ・ウイスキーがあるんやけど・・・、これはまた別の機会に紹介しよか😋🥃❤️

ストレート(開栓後 8ヶ月)

ぽよんちょおじさん
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なんでこんなにも旨いんや・・・・。

何かしらの罪やん・・・、こんな旨いもん作ってしもて・・・。

永遠に抜け出されへん旨味の輪廻に取り込まれた感じ。

ほんまちょっとだけでエエから、最後にコレ飲んだらどんなときでも満足するねん😋🥃❤️


脳から幸福物質のセロトニン、オキシトシン、ドーパミンが一気に溢れ出とるんちゃうかっちゅうくらい幸せな気分になる味っちゅうか、代替品のないエゲツない旨さ。

何回飲んでも思うんやけど、もうこんな旨いウイスキー出てくることはないんやろなぁ・・・。

加水(開栓日)

ぽよんちょおじさん
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数滴の加水で桁違いの華やかさが開花する😋🥃❤️

あきらかにフルーティさがボリュームアップして、口内で香りが爆発する様を見せつけられる感覚に。

これは・・・、これは旨い😋🥃❤️


オールドボトルやし、しかも開栓したててこのクオリティは素晴らしいとしか言いようがない。

ストレートでも開けたてから十分なクオリティを感じたけど、今後の時間経過で覚醒することを期待せざるをえんハイクオリティな味わいやわ😋🥃❤️

加水(開栓後 2ヶ月目)ほぼトワイスアップ

ぽよんちょおじさん
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トワイスアップまでいくと、明確にミズナラの香りが引き立ってくる。

ピーチ、マンゴーのようなトロピカルなニュアンスの香りで、口に入れずともごっつ幸せや😋🥃❤️

味わいも品のエエシェリーがありつつも艷やかな香木感、トロピカルなニュアンスと溢れんばかりのフレーヴァーが強くなってきて、体中が山崎モルトの香りで包み込まれるような錯覚を覚えるレベル。

ダージリンティーのように繊細でありつつも、はっきりと分かる確かな熟成感。

加水しても全然崩れへんし、パワーアップしとる気すらある。

この時代のウイスキーはストレートよりもロック、加水前提でブレンドされとることが多いけど、ザ・ウイスキーはどっちもヒョイヒョイ軽々とこなす怪物のような万能タイプ。


いや、ほんま凄いなぁ・・・。

紛れもなく特級時代のジャパニーズの頂点であることは間違いないわ。

佐治敬三さんと佐藤乾さんの命をかけたブレンドっちゅうことが身にしみてわかる。

全く飲み疲れすることもないし、ほんま言うことあらへん旨さやもん。

加水(開栓後 18ヶ月目)一滴の加水 最後の一杯

ぽよんちょおじさん
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伝説のウイスキー最後の一杯は、真骨頂の一滴の加水で😋🥃❤️

いつ向き合っても文句なしの、深みと甘みが漂う素晴らしい香り・・・。


一口くちに運んだ瞬間に世界の色が変わるっちゅうか、ハッとするほど上品な甘みと旨味に脳天貫かれたような気分になる。

やっぱりなんべん飲んでも至極の山崎やなぁ・・・。

響30年と比べると多層感こそないものの、現行の響30年と比べても全く遜色ない味のクオリティ。

この2023年になってもなお、少なくとも30年以上前に終売になったバケモンのような酒が飲めて幸せやわ😋🥃❤️


山崎のウイスキーが好きなキミであれば、ちょっと無理してでも当時から変わらぬ山崎独特の風味、佐治敬三が目指した究極のウイスキーを体感してみてほしい😋🥃❤️

ロック(開栓後 1週間)

ぽよんちょおじさん
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実に贅沢。

ねっとりっちゅうても過言やなく、熟成感ある甘みがエゲツない😋🥃❤️

やっぱり香り立ちは特別良くないけど、一口含めば理解できる時の流れを封じ込めた見事な味わいが広がっていく。


バディはミディアムで、余韻もそこまで激烈に永いわけやないんやけど・・・。

それだけでは語り尽くされへん複雑さと、クドくないのに干し柿のようにギュッと凝縮された熟成感で、ウイスキーの奥深さが体感できること間違いない見事な仕上がりや。

旨いなぁ・・・、ホンマ旨い。


こんな素晴らしいウイスキーが今飲める事に感謝やわ😋🥃❤️

ほんま変なブランド名を冠してないが故の幸運っちゅうか、このネーミングを生み出した開高健さん、ブレンドに異常なまでのこだわりを見せた佐治敬三さんに乾杯やわ😋🥃❤️

ロック(開栓後 4ヶ月目)

ぽよんちょおじさん
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季節的なもんか、徐々に眠りから覚めて開いてきたのか、開栓当初は印象になかったフルーティーな杏のような香りが漂ってくる。

エエ意味で古酒っぽさを感じさせへん、今なお感じるクリアな瑞々しさがあるんよ。

味は言うまでもあらへんねんけど、とにかくもう完璧で非の打ち所がない。

ロックにすると美しさがより際立つっちゅうか、つやつやした翡翠とか瑪瑙を連想させるような極めて上品な雰囲気があって、ウイスキーを飲み込んだのはわしのはずが、逆にウイスキーの世界観に飲み込まれる錯覚を覚えるわ😋🥃❤️


ストレートで感じる圧倒的な芳醇さ、ロックで更に極まる洗練さ。

これぞ紛れもなく唯一至高の味わいや。

【ザ・ウイスキー 特級】の定価・販売価格は?

ぽよんちょおじさん
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発売当時の価格は、一般庶民では到底買われへん超弩級の5万円。

現在の物価に換算したら一体なんぼやねんっちゅうエゲツないレベル😋🥃❤️

1964年に発売されたフラグシップブレンデッドウイスキー「インペリアル」が約1.2万円やし、これも飲み物としてはなかなかエゲツない値段やったわけやけど、その約4倍に値する驚愕の値付け商品やったわけ。

同時期に限定販売されとった、これまた超贅沢なブレンデッドウイスキー「プレステージ25年」でさえ約2万円やったと思うと、「ザ・ウイスキー」がいかにエゲツない価格のウイスキーやったんかがよくわかると思う。

正直金銭感覚ぶっ飛び過ぎて目ン玉とびでるわ。

これだけでも、いかに気合を入れたリリースやったのか、ある意味コスト度外視で究極を目指して作られたのがよく分かるやろ?



こんなエグいボトル、今買ったらエゲツない値段するんちゃうの?って思うやん?

ところがどっこい、超幸運なことに今のところその超絶クオリティの味からはありえへんくらい手が出しやすい値段で手に入れることができるねん。

言うてもまあ、コンディションが良ければ15万くらいするんやけど、格下のプレステージ25年と比べたらかなり安いっちゅうか、常にセール価格みたいなもん😋🥃❤️

ただし、最近はエエ感じのキレイなボトルは、オークションでも少なくなってきたのが悲しいところやね。


サントリーらしさゼロの極めて特殊な形状の陶器ボトル故か、はたまたエイジング表記がないからか、ブランド名を冠してないわかりにくい名前故か、世間的にはあんまりその歴史的希少価値に気づかれてない感じで、この時代で信じられへんレベルに超絶大穴のお買い得相場で買える奇跡のウイスキーが、「ザ・ウイスキー」っちゅうわけ😋🥃❤️

ザ・ウイスキーについて書かれたレビュー記事も少ないし、そもそも存在自体知らん人も多いんかもしれへん。


それをエエ事に、この旨さを知るファンの一部がコツコツ買い集めとるんやと思うけど、絶対数も少ないし、状態が極めて悪いものも多いし、そろそろ手頃な値段で買える状況でもなくなってきた。

こんなアホみたいに長い記事でザ・ウイスキーの魅力を語ってしもたら、一部からとんでもない反感をかうかもしれんし、実はちょっとビビっとるんやけどまあ頃合いやと思うし、もうエエやろ😋🥃❤️


ぶっちゃけ特級時代のザ・ウイスキーの原酒は、ほぼ山崎30年っちゅうてもエエ、スーパープレミアムな内容やからね😋🥃❤️

今持っとる人は大切に飲んだほうがエエでぇ〜😋🥃❤️

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