ども、ウィスキー販売情報とウィスキーレビューをお届けする、ぽよんちょおじさんです😋🥃❤️
「カバラン トリプルシェリーカスク」
カバラントリプルシェリーカスクは、2021年11月に新発売となった、カバランの新しいウイスキーや。
カバランソリストシリーズ定番のオロロソシェリー原酒を軸に、最高峰のソリストシリーズに君臨するペドロヒメネス原酒とモスカテル原酒を配合した、ごっつ気合の入ったニューリリース😋🥃❤️
ほな、いつもどおり徹底的にレビューしていくでぇ〜😋🥃❤️
品名:KAVALAN Triple Sherry Cask(カバラン トリプルシェリーカスク)
生産地域:台湾
蒸留所名:KAVALAN蒸溜所
カスクタイプ:オロロソ、ペドロヒメネス、モスカテル
熟成年数:-
アルコール度数:40%
容量:700ml
定価:
評価:★★★★★★★☆(7.5+)
【カバラン ソリスト アモンティリャード】 香り、味を徹底レビュー。
香り
レーズン、ベリーを想わせる、甘くて軽い酸味感を連想するエエ香り😋🥃❤️
すこしグラスから離れたところで温かみあるカカオ感。
味
ストレート (開栓日)
ははぁ・・・、コレはなかなかようできとる・・・。
アルコール度数40%っちゅうこともあって、口当たりはまろやかでスムース。
バディは比較的軽いんやけど、3つのシェリー樽の個性が重なり合って、ごっつバランスよく深みがある仕上がりや。
サラッとしつつもしっかりとした甘みのあとに甘酸っぱいベリーを連想するフルーティー感がこんにちは😋🥃❤️
マイルドで軽快な軽いナッツ感から、フィニッシュに温かみのあるチョコレート、キャラメルの風味がくる。
余韻で、グッとしっかりしたオロロソ由来のシェリー感があって、途中のライト感を巻き返すように満足感ある飲みごたえを楽しめる😋🥃❤️
舌の上に残るタンニンもこれまたシェリーカスクを飲んだ感がしっかり楽しめる。
ソリストシリーズのようにカバラン樽をバリバリに主張する味やなくて、メチャメチャバランスよくまとまった上品なシェリーカスクウイスキーや。
ホンマめちゃくちゃ極軽くサルファリーな要素を拾う時があるけど、ほぼ気になるレベルではない😋🥃❤️
価格的にもちょっと頑張ればギリギリ買える範囲やし、旨いシェリーカスク系のウイスキーが激減しとる現代において、入門編に完璧なほどぴったりな一本!
入門編っちゅう言い方に語弊があるかもしれへんけど、ホンマに冗談抜きでメチャメチャよくできたブレンドやから、最近のシェリーカスクを色々飲んで寂しい気持ちになっとるウイスキー好きほど、この旨さがよく分かると思う。
ソリストほど気合が入ってないごまかし系かと思っとったから、今まで買ってなかったんやけど、ちょっと舐めとったわ😋🥃❤️
これマジでめちゃんこ旨いで😋🥃❤️
ストレート (開栓後 3ヶ月目)
この見事なまとまり具合・・・、エゲツナイくらいに旨いなぁ・・・。
物足りん感じは全くないし、オールドシェリーを思い出すようなキレイなシェリー原酒のタンニンがあって、香りのバランスもごっつエエねん😋🥃❤️
このバランスの良さは、ソリストシリーズ(シングルカスク)では出されへんブレンデッドモルト故の多層感あるフレーヴァー😋🥃❤️
2023年に値上げした影響もあって、カバラントリプルシェリーカスクの定価は税込みで14,850円なんやけど、実際の販売価格はもうちょい安い10000円台。
10000円近辺の値段やったら確実に買いっちゅうか、正直言うて満足感はかなり高い一本や。
カバランの持つ樽の良さ、亜熱帯気候の熟成の早さ、ブレンダーの腕の良さがバリバリ活かされた素晴らしいウイスキーっちゅう感じで、ビンテージ表記がなくても飲めばわかる旨いウイスキーに仕上がっとる。
グレンモーレンジィ12年アコードもなかなかリーズナブルで旨いシェリーカスク系ウイスキーやったけど、カバラントリプルシェリーカスクの旨さはその上を行くっちゅうても過言ではないと思うわ😋🥃❤️
ストレート (開栓後 3ヶ月目)錫熟成
よっしゃ、カバラントリプルシェリーカスクを錫熟成したらどんな変化をするか試してみよか😋🥃❤️
おぉ!?
フルーティさに磨きがかかるっちゅうか、甘酸っぱい生果実のようなリアルなフルーツ感が出てくる感じ。
口当たりはよりまろやかになって、カバランウイスキーの南国フルーティ感ある特徴がより際立つ風味に変化するねぇ😋🥃❤️
正直甲乙つけにくい旨さやなぁ😋🥃❤️
錫熟成したら、しっかりとシェリーカスクらしさがありつつ、カバランのマンゴーみたいなフルーティさが出てくるから、よりカバランらしい風味を感じ取りたいときは、錫熟成がオススメや。
せやけど、そのままのストレートもしっかり旨いから、どっちも気分によって楽しむ感じで良いかもしれへんね😋🥃❤️
ロック(開栓後 2日目)
え!? マジなんこれ・・・。
このナチュラルでさらりとしたキレイな甘みを伴うシェリー感・・・。
オールドシェリーの雰囲気にごっつ似とるんやけど。
3つのシェリーカスクの中では、オロロソシェリーカスクの要素が強めに出とるように思うけど、前後に感じる絶妙な甘みと香味がかけ合わさって、古き良き時代のシェリーカスクの雰囲気がココにある。
完全にソリストシリーズには無い、絶妙なバランスから生み出されとる見事な香味。
コレホンマ・・・、控えめに言うても天才的なブレンドやわ。
ワシの知る限り、近年こんな価格でこんな見事なシェリーカスクのシングルモルトを出してきた蒸溜所他にない。
現行のマッカラン12年とほとんど同じ価格で、ここまで旨いシェリーカスクを送り出せるカバランの技術力とブレンド力恐るべし。
最近トンプソンブラザーズのTB/BSWが旨いって話題になったけど、わし的には圧倒的にカバラントリプルシェリーカスクのほうが圧倒的に好みの味😋🥃❤️
コレはカバランの中でも、トップレベルに間違いなく買いのボトルやで😋🥃❤️
ロック(開栓後 1年)最後の一杯
いやぁ、ほんま想定外に旨いウイスキーやったなぁ😋🥃❤️
KAVALANやからそこそこ旨いんやろなぁ・・・くらいにしか思てへんかったんやけど、のんでみたらなかなか衝撃的な出来の良さやった。
約10,000円でこの旨さ、はっきり言うて近年のシェリー系ウイスキーではなかなか無いで。
もちろんKAVALANっちゅうたらソリストシリーズのほうが旨いねんけど、ソリストとは違う風味があって、それがまたオールドシェリーっぽい雰囲気の見事なブレンドやねんな😋🥃❤️
熟成感はさすがにスコッチの上質なシェリーとは違うけど、40%のわりにかなりしっかりした味わいで、KAVALANらしく樽の風味がしっかり出とる。
このあたりは、ほんまさすがKAVALANやなぁ・・・、って感心してまうレベルやわ。
これからも気軽に飲めるシェリーカスク枠の支え役として頼むでぇ〜😋🥃❤️
【カバラン トリプルシェリーカスク】 の総合評価。 ぶっちゃけ買い?
カバラン トリプルシェリーカスクの定価は、13,500円(税別)
ボトル価格的にはまあまあ高い部類やけど、正直言うて味はかなりエエ😋🥃❤️
この味を考えたら、現在普通に買えるシェリーカスク系ウイスキーの中でも最もコスパがエエ部類にランクインする。
個人的には、るるあさんと絶賛したグレンモーレンジィ12年アコード以上の素晴らしいシェリー系ウイスキーやと思う。
飲みやすさはグレンモーレンジィ12年アコードで、シェリーの満喫感はカバラントリプルシェリーカスクに軍配あり。
正直シェリー感は、2ランクくらい上やね😋🥃❤️
なんちゅうかほんまに、トータルで見るとオールドシェリーっぽい独特の風味がうまいこと表現されとって、コテコテギトギトの「圧殺系シェリー感」とは別のベクトルのシェリー要素がしっかりあって、洗練された完成度でまとめられとる😋🥃❤️
やっぱりカバランはごっついわ。
樽の良さ、原酒の良さ、熟成の早さ、ブレンダーの腕、それぞれのレベルが共に高いからこそ実現できる見事な旨さのウイスキーやと思うわ😋🥃❤️
メインのオロロソ部分はやや山崎のシェリーカスクに近似する要素のある風味、そこにPXとモスカテルの魔法をかけたブレンドでまさかこんな味になるとは、びっくりやでぇ・・・。
最近シェリーカスクに飢えとるキミ❗
今飲むべき一本はカバラントリプルシェリーカスクやでぇ〜😋🥃❤️
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