ども、ウィスキー販売情報とウィスキーレビューをお届けする、ぽよんちょおじさんです😋🥃❤️
シングルモルトの原点と称される「ザ・グレンリヴェット」
2023年に終売、樽構成がガラッと変わってリニューアルとなった、ハイランクなオフィシャルボトル。
今回レビューするのはリニューアル前の旧ボトル。
「ザ・グレンリヴェット21年 アーカイブ」
旧ボトルならではのシンプルな樽構成。
裏を返せば、ごまかしが効かへん良質な原酒が要求される魅惑のスペック。
今回も一本まるまる、しっかりレビューしていくでぇ〜😋🥃❤️
品名:ザ・グレンリヴェット21年 アーカイブ
生産地域:スコットランド(スペイサイド)
蒸留所名:グレンリヴェット蒸溜所
仕込水:ジョジーの泉
熟成年数:21年
カスクタイプ:アメリカン・オークとシェリーの空き樽オーク
アルコール度数:43%
容量:700ml
タイプ:シングルモルト
輸入元:ペルノ・リカール・ジャパン
所有者:ペルノリカール社
評価:★★★★★★☆(6.5)
【ザ・グレンリヴェット21年 アーカイブ】色・香り・味を徹底レビュー
香り
リッチで完熟感のあるフルーティな蜜りんご、シェリーの暖かさとオーキーな華やかさが融合した豊かな香りやねぇ〜😋🥃❤️
ベタベタした甘い香りっちゅう感じやなしに、豊かさはあるけどややドライで植物を連想するようなグリーンなニュアンスもある。
パッケージ
グレンリヴェット21年アーカイブのパッケージは分厚い木の枠にボトルがセットされた、実に豪華で映えるパッケージデザインや。
厚紙製の箱をスライドさせて木枠を引き出すんやけど、このワクワク感がたまらんね。
飾るときもメチャメチャエエ感じやから、開封しても捨てたくなく困るくらい😋🥃❤️
味
ストレート(開栓日)
口の中にスゥーッと流れ込んできて、くどさ、エグさが全くない。
ごっつキレイなシェリー感で、リヴェットらしい華やかさと軽やかさを堪能できる旨い一本。
シナモンスパイス、紅茶のような複雑さをあわせもつ豊かな香りが口の中でブワッと広がるねぇ・・・。
さすがグレンリヴェット18年の約3倍の値段がするだけの事はある。
あきらかに味わいに気品があって、高級感ある味わいや。
なめらかな口当たりで、シロップのような甘みがありつつもドライな口当たりで、フィニッシュもキリッとキレよくしまるわ😋🥃❤️
キリッとしまったあとに訪れる余韻は、ジンジャーのようなホットなスパイシーさと、シェリーの暖かな香り、熟成感あるバニラの華やかで深い香りが永く続く・・・。
あぁ・・・、贅沢な味やなぁ。
ギンギンに尖った感じの旨さやなしに、貴族チックな味っちゅうたらエエんかなぁ・・・。
最初の一口よりも、口に運ぶ回数を重ねるにつれて感動が増していくっちゅうか・・・。
飲めば飲むほど「あ、やっぱり全然ちゃう。」って、素直に思ってまうような、丁寧に磨かれた味やねん😋🥃❤️
ストレート(開栓後 1.5ヶ月)グレンリヴェット25年のあとに
グレンリヴェット25年のあとに飲んでもリヴェット21年の旨さはよくわかる😋🥃❤️
口当たりの良さはほぼ同等やけど、さすがに25年と比べると熟成感とシェリー感は劣る。
せやけど、グレンリヴェット「らしさ」のある華やかな香りとフルーティな味わいをしっかり感じるのは21年やと思うわ。
なんちゅうか・・・、はっきり言うたらやっぱりわしは25年のほうが旨いと思うんやけど、25年になると複雑さと熟成感が段違いで、必然的にグレンリヴェットの華やかフルーティな個性が薄れるっちゅうか・・・。
エエ意味でも悪い意味でも、グレンリヴェットを飛び越えて、もはや別格の存在になってしもた感じがするねんなぁ・・・。
グレンリヴェット21年は、25年のような驚くべき余韻の複雑さは無いんやけど、熟成感がありつつも明るく華やかでかつ贅沢さもあるし、しっかりと永くのびる。
実はオフィシャルボトルの最上級はグレンリヴェット21年で、グレンリヴェット25年はもう一つ頭抜けた別次元の存在っちゅう表現がしっくりくるかも😋🥃❤️
ストレート(開栓後 約3ヶ月)
リーデルのソムリエウイスキーグラスでグレンリヴェット21年を楽しむと、グレンリヴェット21年の繊細な風味となめらかでドライな質感がよりはっきりと際立ってくる。
シェリー感はしっかりあるんやけど、どっしり暖かなスパニッシュオーク系オロロソシェリーな風味やなしに、透き通った空気感が漂うキレイなそれ😋🥃❤️
ジンジャースパイシーな風味は終盤からフィニッシュ、余韻へとかけてじんわりと喉元を温めてくれる。
全体を通してごっつシルキーなテクスチャーで、ほんまキレイなウイスキーやなぁって感心するレベルやわ😋🥃❤️
グレンリヴェット18年と比べると明らかに格が違うっちゅうか、唇に触れた瞬間から漂う空気感が違う。
成金みたいなヤラシイ味やなしに、本物の気品漂う貴族のような感じの味やね。
ストレート(開栓後 12ヶ月)
熟成感のある甘い洋梨のなかに、暖かく爽やかな風が吹き抜ける。
トップノートにフルーツラムネのような清涼感あるフワッとした香りがあって、艷やかなフレッシュさを感じさせつつも後半の伸びる熟成感、ヘーゼルナッツの甘香ばしさにシフトしていく様が見事。
18年から一気に跳ね上がる価格にも納得の出来の良さ。
涼しげやのに暖かく、みずみずしいのに熟成感がある。
つまみは不要。
ウイスキー一杯一杯を舐めるように味を噛み締めたい、ごっつ贅沢なオフィシャルグレンリヴェットやね😋🥃❤️
加水(開栓日)
加水すると、グレンリヴェットらしいりんごのフルーティさに拍車がかかって、素晴らしくフルーティなアロマにクラスチェンジ😋🥃❤️
加水を重ねていくと、はちみつシロップのようなナチュラルで繊細な香りも拾いやすくなって、その味もへたらずにしっかりと生きとるのが良くわかるわ。
もともとドライな口当たりのせいもあって、トワイスアップ付近まで加水してもバランスは崩れへんし、香味の良さがどんどん際立っていって柔らかさが増していく😋🥃❤️
ジンジャーっぽいスパイシーさは、加水度合いに合わせて徐々に薄れていく感じやね。
ストレートでも確実に旨いけど、香りのエッセンスを隅々まで堪能するんやったら、段階的な加水で、味と香りの変化をじっくり楽しんでみることをオススメするでぇ〜😋🥃❤️
ロック(開栓後 5日目)
エグいなこの旨さ・・・。
くるくるっと氷をまわすと、トロピカルフルーティな明るい香りがフワァ〜っと立ち昇ってきて、口に入れる前から幸せが訪れる😋🥃❤️
唇に触れた瞬間からなめらかで、抵抗感をまるで感じへん。
極上のシロップが喉の奥に吸い込まれるように消えていくわ・・・。
余韻は温かみのある生姜をまとって、上質なバニラとシェリー感が永く続く・・・。
グレンリヴェット18年とはひと味もふた味も違う熟成感と、満足感ある飲みごたえやねぇ。
エイジングだけで考えたら18年と3年しか変わらへんけど、味わいの深さは全く別物っちゅうてもエエレベルで洗練されとるねん。
さすが選びぬかれた樽で作られとるだけあって、繊細で深い味わいから一切の妥協を感じへん。
決してコスパがエエとは言わへんけど、価格の価値はある素晴らしい味わいやでぇ〜😋🥃❤️
ロック(開栓後 2週間目)
フルーツのシロップがスルスルスル〜っと舌の上を滑り抜けて、喉の奥にホールインワン😋🥃❤️
トロピカルな中にも軽いシトラス感があって、熟成感はあれど重々しいイメージにならず軽やかさがある。
氷が溶けるにつれてアッサリサラッサラになってくるけど、ベースとなる旨さはしっかり崩れずに最後までついてくるわ😋🥃❤️
【ザ・グレンリヴェット21年 アーカイブ】の定価、販売価格は? ぶっちゃけ、買い?
この頃の「ザ・グレンリヴェット21年」の定価は税込み29,095円。
3万円近い価格にちょっと尻込みしてまうけど、その旨さは格別😋🥃❤️
2023年10月から値上げとなった、現行品のグレンリヴェット21年は、税込み価格で33,462円。
いまとなっては3万円では買われへんようになってしもた高級酒。
グレンリヴェット18年と比べると熟成期間こそたった3年違いなんやけど、その香りから味わいまで、別物っちゅうてもエエくらい品質に差があるのがわかるはず。
厳選された原酒がかもしだすグレンリヴェットの磨かれた味わいは、21年を超えてようやく威厳が出てくるっちゅうか、軽やかかつ爽やかでありながら重みと深みが共存した、熟成の醍醐味を感じることのできる味わいに仕上がっとる😋🥃❤️
グレンリヴェット18年を飲んでやや物足りなさを感じたキミにも!
是非いっぺん飲んでみてもらいたい、確実に旨いグレンリヴェットの入口へようこそ😋🥃❤️
グレンリヴェットオフィシャルボトルの本物の旨さは21年から始まるっちゅうても過言や無い。
ちゅうてもまあ・・・、グレンリヴェット21年アーカイブは、もう終売になった旧ボトル。
市場から無くなる前のタイミングで是非確保を❗
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