ども、ウィスキー販売情報とウィスキーレビューをお届けする、ぽよんちょおじさんです😋🥃❤️
今回は、今はなきオールドボトルのローヤルを評価していこうと思う。
長期熟成の山崎モルト原酒が使用された贅沢な国産ブレンデッドウイスキー。
「ローヤルSR 金枠向獅子マーク」
現行のローヤルもバリバリに旨いけど、過去に発売されたオールドボトルのローヤルはこれまた違った旨さがある。
ちなみにこのローヤルSRの金枠向獅子マークラベルは、1989年の酒税法改正後に販売されとった特級表記なしのラベルデザイン。
ちなみに特級表記があるローヤルSRはラベルのデザインがちょっとちゃう(金枠なしで周囲がギザギザしたラベル)ねん。
ほな、じっくりレビューしていくでぇ〜😋🥃❤️
品名:ローヤルSR 金枠向獅子マーク 特級表記なし
(1989年以降〜金枠響マークのローヤルSR登場まで?)
生産地域:日本
蒸留所名:サントリー株式会社A
タイプ:ブレンデッドウイスキー
熟成年数:-
度数:43%
容量:1000ml
評価:★★★★★★(6-)
【ローヤルSR 金枠向獅子マーク】香りと味を徹底レビュー。
香り
華やかなようで落ち着いた印象も抱かせる、心安らぐ香り😋🥃❤️
甘い香りはあるんやけど、フルーティさは案外薄め。
このローヤルSRの一世代あとにあたる響マークのローヤルSRと比べたらフルーティさと熟成感がちょっとだけ浅い感じがするなぁ〜。
逆に、一世代前の特級時代のローヤルSRと比べるとものごっつ温かみのある甘い香りになったのが大きな変化やね😋🥃❤️
味
ストレート (開栓日)
ビターでほろにがさがありつつ、フルーティで重厚感のある深く多層な味わい😋🥃❤️
口に入れたらややシナモンの香り。
華やかさもあるんやけど、どっちかっちゅうたら重厚感にパラメーターがふられた贅沢さを感じる仕上がりやねぇ。
せやねんけど、なんか不思議とスッキリした味。
時間をかけて味わっていくと、カラメルのように濃厚なシェリー樽熟成原酒の甘みがぐっと引き立ってくるねん😋🥃❤️
響とは違う方向性やけど、完成度は高く「あぁ〜、なかなか贅沢なウイスキーやなぁ〜。」っちゅうある意味、時代のアイコンのような深い味わい。
古き良き時代の味っちゅうか、さすが贅沢に原酒が使えた時代のボトルはエエねぇ・・・・。
もともとこの時代のローヤルは贈答用に用意されたものが多いから、贈り物でもらって飲まへんかったボトルが一般家庭に大量に眠っとる。
そのおかげで、中古市場にもまだまだ出てくるし、今でも約30年前の味をリーズナブルに楽しめるっちゅうわけや😋🥃❤️
ストレート(開栓後 約3週間)ローヤル12年と比較して
ん〜、やっぱりローヤルSRは不思議と落ち着く味やねぇ・・・。
ところどころにやや辛味もあるけど、重厚感があってスッキリしつつもまろやかでどこか心温まる温もりを秘めた味わいっちゅうか・・・。
酒感とウイスキーの華やかさ、熟成感の調和の取れたバランスが素晴らしい。
なんか、何も考えずに楽にふら~っと飲める感じがとにかく最高やねん😋🥃❤️
ボトルに住んどる妖精に「エエねん、エエねん、わしはちょっとだけエエ酒やけど、気にせんと飲んだってや。」って語りかけられとるような錯覚に陥るわ。
気がついたらついつい次のひと注ぎにいってまう。
そんな感じの、地味やけど名作と呼べる一本やとわしは思う😋🥃❤️
ストレート(開栓後 3週間)金枠響マークのローヤルSRと比較して
後の世代にあたる金枠響マークのローヤルSRと比べたら、口に含む前の香りが微かに薄め。
当たり前やけど、全体的な方向性はものごっつ近くて、よう似とる。
注ぎたては違いが顕著やけど、時間が経つにつれてその差は縮まっていく傾向がある。
味はと言うと・・・。
やっぱり甘みにもフルーティさにも複雑さにも、やや軽さがあって、後の世代の響マークのローヤルSRと微妙に違うのが面白いところやね😋🥃❤️
金枠向獅子マークの方がややドライな味わいで、シナモンのような香りも強めに感じる。
最後の飲み込む瞬間あたりでも、意識すればするほど割と違う雰囲気があるのがわかると思うわ。
ラベルが似とるからややこしいけど、獅子マーク、響マーク両方が同じ値段で売っとるなら響マークのほうを狙うほうが満足度は高い😋🥃❤️
ストレート(開栓後 1ヶ月)
グラスから漂う山崎モルトの芳醇な香り、口に含んだらビター&スウィートなまろやかな味わいがひろがるねん😋🥃❤️
開栓から約1ヶ月でもう残り一杯分くらいしか残ってへん。
それほどに飲みやすく、なくなったらもう一杯いってまうような魅力に溢れた味のブレンデッドウイスキーっちゅうこと。
約30年前のウイスキーやけど、こうして今でも現役バリバリで飲めるのはほんまに素晴らしい事やね😋🥃❤️
水割り(開栓後 約3週間)
ローヤルの円やかな甘みと軽い華やかさがあって、そこそこビター。
スッキリ飽きずに、適度な酔いを維持したまま、気分良くずーっと飲める感じやね😋🥃❤️
別に家でやってもエエねんけど、スナックのカウンターでゆっくりやる時に一番しっくりくる感じ。
あかんわほんま、ローヤルSRはほっといたらほんまにグイグイ減っていく。
ロック(開栓後 2日目)
フルーティでエエ香りやねぇ😋🥃❤️
一口飲んだらわずかに酸味があってフルーティさもパァ〜っと開花、その後は麦感、ビターで重厚感のある贅沢で複雑な味わいが広がりつつ、スパイシーさがチラッと顔をみせたかと思ったら、甘みのある優しい樽香でフィニッシュを迎える。
余韻はしっかりと残しつつもくどくなく、絶妙なスッキリさ加減でキレイにしまっていく。
ローヤルSRのロックは旨いねぇ😋🥃❤️
重厚感のあるボトルデザインやし、見た目に関しても味わいの雰囲気に関しても、1841年に原型が生まれた伝説の傑作グラス「バカラのアルクールロックグラス」と相性抜群。
薄まってくるとスッキリさがより際立って、水割りチックになってくるけど・・・、個人的な感想を言うたらコレはコレで悪くない。
ただ、重厚感のある風味がちょっと飛んだ感じになるから、ササッと早めに飲むのがグッドやでぇ〜😋🥃❤️
ロック(開栓後 2週間)
ほんま旨いんよなぁ・・・。
なんやかんや言うて、ローヤルはこの時代のSRが一番落ち着く味っちゅうか、しっくり日本人の心に寄り添ってくれて、体中に染み渡る感じの優しさがあるねん😋🥃❤️
派手すぎず、地味すぎず、クドすぎず・・・、かと言ってしょーもない感じは全く無いし、ふくよかな山崎モルトを感じる奥ゆかしさがあって、バランス感に優れた絶妙なブレンデッド。
ギンギンに冷やしたデカめの氷を入れて、ドバッと豪快に注ぎ入れるロックスタイルがとにかく似合う味っちゅうか、庶民的でありながらワンランク上の贅沢さをしっかりと味わえるのが、何回飲んでも感動するほどホンマ良くできとる。
開栓から2週間にしてもうほぼ半分になってもた。
この減りのスピードの半端なさが、ローヤルSRの旨さを証明する何よりの証拠やね😋🥃❤️
ロック(開栓後 5週間)最後の一杯
調子に乗って入れすぎたわ😋🥃❤️
やっぱりローヤルSRはロックが一番旨いなぁ・・・。
現行のローヤルとは全く違う穏やかなアルコール感に、ほんのりビターさがありつつも温かみのある甘くフルーティな味わい。
ほのかに感じるシナモンの風味がコレまた絶妙😋🥃❤️
今回レビュー記事用に開封したローヤルSRは1000mlのクイーンサイズなんやけど、飲み疲れせぇへん見事なバランス感ですぐカラになってしもたわ😋🥃❤️
ほんまこのレベルのジャパニーズブレンデッドウイスキーが安価に手に入る事に感謝やでぇ😋🥃❤️
コルクの状態もギリギリ生きとる個体が多いから、イチかバチかで買ってみるのはアリアリのアリやでぇ〜😋🥃❤️
ハイボール(開栓後 約3週間)
金枠響マークのローヤルSRに比べて、ややスッキリめの傾向あり。
ハイボールにするなら金枠向獅子マークのローヤルSRのほうがベストマッチな味わいや😋🥃❤️
適度な華やかさと、ビター感、味はしっかりあるけどコテコテやないあっさり感が、どんなシチュエーションにでも合うバランスのエエハイボール。
余韻には適度な樽香があって、単体でも十分に楽しめるクオリティなんが嬉しいね😋🥃❤️。
お湯割り(開栓後 3週間)
はぁ〜、ホットする味😋🥃❤️
ストレートの時の重厚感は消えて、適度に甘みがあって華やか。
余韻はごくごく軽いバニラ感と樽香で心が癒やされる。
後味はスッキリでなんぼでも次々いってまいそうな感じやね😋🥃❤️
【ローヤルSR 金枠向獅子マーク】の販売価格は? ぶっちゃけ買い?
金枠向獅子マークのローヤルSRは、とっくの昔に終売になってしもたウイスキーの一つ。
ネットの中古販売でも、店頭の中古販売でも比較的在庫豊富にあるオールドボトルの一つ😋🥃❤️
今の相場感から言うたら、一本2000円〜4000円で買える感じやね。
酒屋での新品購入はなかなか望みは薄いから、基本的には状態のエエ中古ボトルを探して買わなあかんわけやけど、ボトル外観はキレイやのにも関わらず、異様に液面低下したボトルは注意が必要や。
幸いなことに、向獅子マークのローヤルSRは、中古品でも比較的状態がエエボトルが多い。
高騰の一途を辿る、ブレンデッドウイスキー響シリーズと違って、ローヤルのノンエイジ表記は安定の安さが嬉しいところ😋🥃❤️
ものは試しで、いっぺん味を体感してみたら幸せになれると思うよ〜😋🥃❤️
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