ども、ウィスキー販売情報とウィスキーレビューをお届けする、ぽよんちょおじさんです😋🥃❤️
スペイサイドの中でも、いや、世界中でもモートラックだけしかやってない独自の蒸留法「2.81回蒸留製法」を採用する唯一無二の蒸溜所のスタンダードボトル。
「モートラック12年」
ダフタウンの野獣と名高いモートラックやけど、繊細で軽やかな美女のような側面を合わせもつ魅惑のシングルモルトウイスキーや。
よっしゃ、ほなら早速レビューしていくでぇ〜😋🥃❤️
品名:モートラック12年
生産地域:スコットランド(スペイサイド)
蒸留所名:モートラック蒸溜所(MORTLACH)
カスクタイプ:ヨーロピアンオーク樽、アメリカンオーク樽
熟成年数:12年
仕込水:ジョックス・ウェルの泉
アルコール度数:43.4%
容量:700ml
輸入元:MHDモエヘネシーディアジオ
所有者:ディアジオ社
評価:★★★★★★☆(6.5)
【モートラック12年】香り・味を徹底レビュー
香り
ベリーのようなニュアンスの酸味を感じるチョコレートアロマと、青りんご、はちみつ、オーキーな樽香、旨味が濃縮されたような複雑で独特な香り。
味
ストレート(開栓日)
やや特徴的な香りの割には、口当たりはさらりとライト。
リッチ&リーンなまろやかさで初心者が嫌うような変なクセはない。
穏やかでさらりとした甘味があって、オランジェット、シナモン、蜜蝋、温かみのある軽いスパイシー感と僅かなスモークベーコンのニュアンス。
鼻から抜ける風味にはビターなカカオのニュアンス、オレンジのようなフルーティさが駆け抜けていく。
余韻はキレキレではないものの比較的ドライ寄りで、スッキリとした印象があるけど、肉々しさと称されるちょっとミーティなニュアンスも。
全体的な雰囲気として味わいに軽さが目立つのと、「ダフタウンの野獣」っちゅう愛称とは似つかんような軽やかな甘みが特徴的で、重厚感を求めて飲むと拍子抜けくらうかも😋🥃❤️
ストレート(開栓後 1.5ヶ月)
うんうん、やっぱりサラッとしとって飲みやすいね😋🥃❤️
オレンジ、シナモン、レザー、軽いタバコっぽさに、チェリーのニュアンス。
複雑さはあるんやけど、コレ嫌いな人なかなかおらんやろなぁ〜と思うほど、誰が飲んでもそれなりに美味しいと感じるような親しみやすさがある。
ぶっちゃけモートラックの個性はあるんやけど、モートラック12年ではまだ野獣感は無いんよなぁ・・・。
もうちょい熟成年数を重ねていくと、旨味の広がり、より複雑になって獣と呼ぶにふさわしい独特の個性が際立ってくるんやけど、モートラック12年はまだまだ可愛らしい赤ちゃんみたいな感じ😋🥃❤️
ちょっと温度を上げると、味わいはよりリッチになってミーティさUP。
野獣感が出てくるね。
厚みのあるモートラック12年の風味を存分に楽しみたい時は、手のひらの温度でウイスキーを温めてやるくらいの意識でゆったりと楽しむのがベスト😋🥃❤️
ストレート(開栓後 2.5ヶ月)錫熟成
ファーストタッチのアルコールの辛み、わずかにあったネガティブなアルコール臭さが消えて、ラムネ、ホワイトサワーのような甘爽やかさと、香り高くライトフルーティな軽やかさにフォーカス。
アルコールの辛みが消えたことによって、軽やかさの中にあるフルーティで繊細な甘みがより感じ取りやすくなる。
モートラック12年の甘みは、完全に香ばしさよりもフルーティーさが勝っとる。
誰でも毛嫌いせず美味しく飲めるであろうキレイな甘みやねぇ😋🥃❤️
ファーストタッチのアルコール感が消えた影響で、香りの立ち方がやや鈍化したようにも感じるけど、味の中に封じ込めたように中盤でしっかりポジティブな香りが出てくるからご安心を。
モートラック12年の錫熟成は2分くらいの短時間で十分効果が感じられるで〜😋🥃❤️
加水(開栓日)
加水すると、主にフルーティさが伸びてくる印象やね。
燻製ベーコンみたいなニュアンスの部分はやや角がとれて丸みを帯びていくけど、しっかり最後まで感じ取れると思うわ😋🥃❤️
鼻から抜ける香りにはっきりとバニラの華やかさが出てくるのも、少量加水したほうが効果的。
余韻には厚みが出て、より一層永く香りが続くようになる。
ただし、あんまり加水を重ねすぎるとバディに薄っぺらさがでてくるし、それほどポジティブな変化が起きることもない。
やるなら少量加水で香りをブーストさせるくらいにとどめとくのがエエと思うわ😋🥃❤️
ロック(開栓後 1ヶ月)
ラムネ、極々軽い乳酸、青りんご感ある爽やかスウィートな香り。
ファーストタッチは野獣とは似つかわしくない、軽やかでフルーティなスペイサイドらしい美しさのあるウイスキーや😋🥃❤️
野獣っちゅうよりも、美女のほうがモートラック12年味のイメージに近いと思う。
冷えるとややドライな質感の苦味が強調されて出てくるけど、不思議とそんな悪い気はせえへんわ。
氷が溶けて味が薄くなっても大きくバランスを崩さへんのはさすがで、最初から最後まで移りゆく味の変化をじっくりと楽しめる、安心感のあるロックやね😋🥃❤️
ロック(開栓後 3ヶ月)
優しい甘みがあって、気持ちエエ風が「サァァ〜」っと通り抜けるように軽やか&爽やかやなぁ・・・。
温度が上がるにつれてミーティさ(野獣感)が出てくるんやけど、冷えたロックで飲むと「美しく繊細な美女」が現れる😋🥃❤️
美女と野獣、互いに一長一短あるけど、どっちも魅力がある風味が溢れてくるから、気分によってスタイルをチェンジしながら楽しめるのはモートラック12年のGOOD POINTや😋🥃❤️
個人的にはストレートがベストやけど、〆のリセットでロックを楽しむのも乙やと思う。
ロック(開栓後 14ヶ月)最後の一杯
今日も暑いし、最後の一杯はロックで😋🥃❤️
結局モートラック12年は言うほど野獣感は感じん、繊細でキレイなウイスキー。
サントリーの季みたいな四角いボトルデザインが特徴的で、見た目で興味を惹かれる人もおるやろね。
暑い日にロックにすると、なおいっそう涼しげで繊細な風味が口内を駆け抜ける。
氷が溶けてくると、やや風味が薄まってくるから早めに飲み干してまうほうが確実に最後まで旨く楽しめるで😋🥃❤️
ハイボール(開栓後 1ヶ月)
スッキリしとるけどフルーティで爽やかな甘み、夏にも活躍する旨いハイボール😋🥃❤️
ほんのわずかなピート感が絶妙な雰囲気をかもし出してくれるから、あっさりライトやのに不思議と単調な感じに思わへん。
みずみずしい青りんごのような爽やかさが最高で、かすかなビターさと絶妙にマッチ❗
ただ単に軽やかなだけやなしに、高級感も感じる素晴らしい風味やわ。
ほんまに軽やかすぎてついついごっつ濃い目にしてまうから、入れすぎには注意が必要やでぇ〜😋🥃❤️
やっぱりボトルはイカツイのに、味は繊細すぎるでぇ〜😋🥃❤️
【モートラック12年】の販売価格は? ぶっちゃけ、買い?
「モートラック12年」の定価は、8,910円。
オフィシャルリリースの12年物としてはなかなか高価格帯のシングルモルトウイスキーやけど、通の間では根強い人気のあるモートラック😋🥃❤️
通好みのミーティさ、圧倒的に力強い、とか言う風によく表現されるから、飲んだこと無い人は癖のある感じかと警戒してまうかもしれへん。
せやけど、実際のモートラック12年はウイスキー初心者が飲んでも特に抵抗感なく飲めるキレイな味わいで、かなり親しみやすい部類に入る。
しっかりとモートラック12年の芳醇さ、深み、旨味を引き出したい時は、ストレートで飲むときもやや高めの温度帯がオススメや😋🥃❤️
ストレート、ロック、ハイボールなどなど、高価格帯のモートラックの中でも幅広い飲み方を気軽に楽しめるエントリーボトルやから、自分の好みの飲み方をいろいろ試してみるのもエエと思う。
本格的なダフタウンの野獣になる一歩手前の、モートラック12年。
モートラック基本の基本として、まずはココからお試しあれ😋🥃❤️
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