一杯のウイスキーを、少しでも美味しく飲みたい。
ウイスキー好きなら誰しもが追い求める究極の願い。
その願いを叶える一つの答えがココにある。
それが・・・。
「錫熟成」
初めて聞く言葉やと思うけど、それもそのはず。
わしが今考えました😋🥃❤️
錫の器に水を入れると腐らへん。
日本酒とか焼酎、ジュース、水、ありとあらゆる飲み物を入れると美味しくなるっちゅうのは、キミも聞いたことがあるかもしれへん。
せやけど、ウイスキーをダイレクトに錫に入れた経験がある方は極めて少ないはず。
っちゅうわけで、この記事では、わしが身をもって体感したウイスキーを錫に入れたときに起こる、絶大なる効果(奇跡的な味わいの変化)をお伝えしたいと思う😋🥃❤️
【たった5分】 ウイスキーが嘘みたいに美味しくなる、錫熟成の効果。
ウイスキーは長年の熟成によって、味わいが濃く、まろやかになっていくんやけど、出来上がったウイスキーは基本的には味は変わらへんと言われとる(空気に触れてウイスキーの風味が開くことは除く)
ところがどっこい!
出来上がったウイスキーをボトルから注いで、さらに錫をくぐらせることでもびっくりするようなポジティブな味の変化が起きるねん。
ある意味、飲み手だけが行える、最後の熟成。
超短期間の「最後の追熟」っちゅうてもエエくらい、味に絶大な変化が起きるから、「錫熟成」っちゅう言葉が一番しっくりくる表現や😋🥃❤️
カスクフィニッシュからの「錫フィニッシュ」やね。
ほな、ここからは驚くべき「錫熟成」のメリット・デメリットに加えて、「錫熟成」にオススメな酒器の紹介。
最後に「錫熟成」の効果を、実際にわしが身をもって体感したレポート形式でお伝えしていきたいと思う。
嘘みたいな内容やけど、全部マジ中のマジ。
最後までじっくり楽しんでなぁ〜😋🥃❤️
ウイスキーを錫熟成するメリット
・短時間で出来る(5分)
・誰でも手軽にできる(錫の酒器に注ぐだけ)
・一杯分だけでもOK、少量から熟成させることが出来る。
・アルコール感が消え去って、味わいが極めてまろやかになる。
・麦の甘みがしっかりと表に出てくる。
・樽のニュアンスが拾いやすくなる場合もある。
・超安価〜最高級なウイスキーまで幅広く効果がある。
・思わぬ程のポジティブな味の変化で、ウイスキーの知られざる一面を発見できる。
・2ランクくらい味が良くなる。(熟成してカドが取れたように優しくなりつつ、甘みが増して繊細な味わいがよりハッキリする効果がある。)
ウイスキーを錫熟成するデメリット
・錫の器を調達する必要がある。
・オールドボトルには効果が薄い可能性がある。
・アルコールの刺激的なパンチを求める方には合わない可能性がある。
・オレンジ、レモンのニュアンスは拾いにくくなる。
(柑橘系の風味が消えるわけではなく、液体に溶け込んで、芯から馴染んだ感じになる。)
・最初は試すのに勇気がいる。
たった5分で誰でも出来る! 錫熟成のやり方。
錫熟成のやり方はメチャメチャ簡単で、錫の酒器さえあれば誰でも出来る😋🥃❤️
テクニックなんか全くいらんから、誰がやっても確実に安定して美味しくなるのが魅力やねん。
錫熟成に必要な道具はたった一つ。
「錫製の器」
これがあればあとはウイスキーを注いで「5分間」待つだけ😋🥃❤️
簡単やろ?
特別なことは何もせんでエエ。
ウイスキーさえ注いだれば、あとは錫が勝手にウイスキーの味を美味しくしてくれるわ😋🥃❤️
何分放置してもエエねんけど、ウイスキーワンショット分くらいならとりあえず5分経てば十分に「錫熟成」の効果が実感できるはず。
ウイスキーの量が多くなればなるほど、放置する時間を増やしてみてもエエで😋🥃❤️
5分待って「錫熟成」が終わったら、あとは自由に飲むだけや😋🥃❤️
そのまま錫の酒器で楽しんでもエエし、グラスに注いでもエエ。
ストレートが一番わかりやすく効果を実感出来ると思うけど、ハイボールにしても確実に旨いウイスキーが楽しめる😋🥃❤️
初めて「錫熟成」したウイスキーを飲んでみたら、正直その素晴らしい変化にびっくりすると思うわ😋🥃❤️
アルコール度数が落ちたわけでもないのに、アルコールの刺激は驚くほど和らいで、ビンテージが伸びたかのように錯覚する。
あと、アルコールの刺激が無くなった効果も相まって、甘み、繊細なフルーティさがよりハッキリと姿を表してくるから、同じウイスキーやのにより深いところまで味わいを探求できる感じが実感できると思うわ。
今まで何杯も飲んできて、味を知り尽くしたと思っとるウイスキーでも、何かしら隠れた味わいが出てくるからもういっぺんフレッシュな気持ちで楽しめる事間違いないしの素晴らしい味わいの変化が楽しめるねん😋🥃❤️
錫熟成に最適な錫の酒器:オススメは能作の片口。
「錫熟成」に最適なおすすめの酒器は、能作の片口(中サイズ)
錫100%のハイクオリティな錫製品を生産しとる、富山県の能作さん。
不純物がない錫100%やから、めちゃんこ柔らかな質感で、手のちからだけで酒器を変形させる事ができるほど。
(ちなみに同じ錫でもピューターとか、力を加えても曲がらへん硬い錫は、錫に混ぜ物をして強度を上げた合金や)
能作が生み出す錫製品の風合いはどれもごっつエエ感じで、あの三郎丸がコラボしてスキットルを販売しとるほど、その確かなクオリティにはウイスキー蒸留所もお墨付き😋🥃❤️
そんで話を戻すと、能作の片口がオススメな理由はその形状にある。
元々は日本酒を一旦注ぐための器やねんけど、当然ウイスキーも注ぎやすく、ウイスキーが錫に触れる面積が大きいから一気に「錫熟成」が進むわけ。
加えて安心の錫100%やから無毒無害の言うことなし😋🥃❤️
他の酒を注いでも効果は抜群やから、使い勝手がメチャメチャエエねん😋🥃❤️
ちょっとでも費用を安く抑えたい方、小スペースで済ませたいなら、能作のぐい呑みを選ぶ手段もある。
ワンショット程度ならちょうどエエ感じに収まる容量やから、手軽に「錫熟成」を楽しむならぐい呑みでも効果は一緒やから安心して欲しい。
わしは日本酒も飲むからぐい呑みもあるんやけど、ウイスキーの「錫熟成」だけが目的なら、どっちか一個あれば十分やで〜😋🥃❤️
いろんな酒を飲むなら、絶対に片口(中サイズ)あたりがおすすめや😋🥃❤️
ちなみに、能作の酒器には内側が金張りのやつもあるねん。
見た目はゴージャスでごっつエエねんけど、金に阻害されて「錫熟成」の効果が薄れるかもしれへんから、通常の内側が銀色のやつにしといたほうがエエと思うよ😋🥃❤️
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【最安級ウイスキー編】味の変化に衝撃! 錫熟成したウイスキーを飲み比べ。(ティーチャーズハイランドクリーム)
右から順に、
・そのままグラスに注いだウイスキー
・錫の片口からグラスに移し替えた、錫熟成したウイスキー
・錫のぐい呑みから直飲み(錫熟成進行系)
錫の器に注いだウイスキーは、注いでから「約5分間放置した」錫熟成ウイスキー。
当然やけど、それぞれ3つの見た目は全く一緒。
さぁさぁ、どの程度味が変わるのか楽しみすぎるでぇ〜😋🥃❤️
グラスにそのまま注いだウイスキー
飲んだ瞬間に安価なウイスキーで感じるアルコール感がある。
ただ単にピリッと辛い、ポジティブには捉えにくいあの感じ。
良く言えば柑橘感っちゅうワードになるんやけど、フルーティっちゅうかやっぱりエタノール系の香りがブワッと口の中で広がるね。
ティーチャーズは安いウイスキーの中でもかなりレベルが高いハイコスパなウイスキーやけど、ストレートで味わうにはさすがにアルコール存在感が強いから、香りとか味をじっくり楽しめるような余裕は無いわ。
これが錫の器に入れて美味くなったら本物や😋🥃❤️
錫熟成後→グラスに移したウイスキー
確実に錫の効果があるのかを確かめるために、錫からグラスに移し替えたウイスキーを飲んでみよか😋🥃❤️
え・・・、嘘やろコレ?
刺激的に感じたアルコールのカドが丸まって、ウイスキー本来の味がしっかりと伝わってくる味わいに変化しとる・・・。
ちょっと信じられへんけど、鼻に昇ってくるアルコールの「ツンッ」とした刺激がめちゃめちゃマイルドになって、ウイスキーの甘みがしっかりと分かる😋🥃❤️
わかりやすく言うと、若いアルコール特有の「ネガティブな辛さ」がほぼ完全に無くなった。
え、なにコレ、ほんまびっくりするんやけど・・・。
味が全くの別物になったっちゅうわけじゃなしに、全体的な雰囲気はそのままやねんけど完全に別物の口当たりに化けとるやん・・・。
ちょっとストレートでは厳しいウイスキーでも、普通に飲めるレベルになるほど確実で衝撃的な「味の変化」がある。
おいおい、こらぁほんまにヤバいんちゃう?
グラスの形状による味、香りの変化どころやない。
味そのものがポジティブな美味さへ昇格しとる。
錫のポテンシャルほんまにエゲツないわ・・・。
誇張抜きでほんまに、何でも旨くしてまう魔法の素材やん😋🥃❤️
最初は冗談半分で「錫熟成」とか言い出したけど、ほんま熟成っちゅうても差し支えないレベルの絶大な変化があるわ。
飲み始めて数分後、ウイスキーを口に入れる直前に感じるグラス内の香りからも、ネガティブな苦味っぽさが消えとる事に気づく。
雑味感のある要素が消えて、軽いスモーキーさはそのままに、樽と麦の甘みを感じる香りをしっかりと捉えることができる。
正直グラスにそのまま注いだティーチャーズでは雑味が邪魔してハッキリと感じ取ることが困難な要素やねんけど、錫から移し替えたティーチャーズは完全に化けとるわ😋🥃❤️
ほんまにびっくり。
控えめに言うても、衝撃的な味の変化やでぇ・・・。
ぶっちゃけ、1400円のウイスキーが2800円になったくらい、明確な味の違いがあると思うわ。
錫のぐい呑みから直飲みしたウイスキー
基本的には、錫からグラスに移したウイスキーと味は同じ感じ。
ただ、錫の器からグラスに移し替えたウイスキーのほうが、ウイスキーの持つ甘みがしっかりわかる微妙な差はあるね😋🥃❤️
若いアルコール特有のエタノールチックな「ツンッ」とした刺激的な感じがなくなって、丸く磨き込まれたような艷やかな味わいに変化しとる・・・。
ほんまに衝撃的な変化やなぁ・・・。
約5分間、錫製の器にウイスキーを注いで寝かせただけやのに、こんな味が円やかになるとは。
しかもウイスキー界の中でも特A級に安い「ティーチャーズハイランドクリーム」でこの変化。
わしの感想だけでは信じられへんと思うかもしれへんけど、ウイスキー好きな君なら確実に、ブラインドテイスティングでも味の違いがわかると思うで😋🥃❤️
【最高級ウイスキー編】味の変化に衝撃! 錫熟成したウイスキーを飲み比べ。(ジョニーウォーカー キングジョージ5世)
安いウイスキーでは衝撃的なほど味にポジティブな変化があったけど、超高級ウイスキーでも更に美味くなるのか気になるやん?
ほな、ここはいっちょわしが人柱になってやってみよ😋🥃❤️
ジョニーウォーカーの最高級ブレンデッドウイスキー「ジョニーウォーカーブルーラベル・キングジョージ5世」でためしたるでぇ〜。
グラスにそのまま注いだウイスキー
当然旨い😋🥃❤️
モルティで香ばしく、力強い甘みと上質で芯のあるスモーキーさが素晴らしいわ。
通常のブルーラベルが霞むほどしっかりした旨味があって、複雑なフルーティさも兼ね備えた文句なしの激旨高級ブレンデッドウイスキーや。
正直、こんな旨いもんがこれ以上旨くなるとは思われへん。
最悪変質して逆に不味くなったら悲惨なことになるよなぁ・・・。
せやけど、ココは奇跡の素材「錫」の神秘の力を信じて・・・。
いっちょやってみよか😋🥃❤️
錫熟成後→グラスに移したウイスキー
あぁ・・、香りから違うわ。
トップにあるツンとするオレンジの香りが和らいで、バランスのエエ、マイルドフルーティな香りになっとる。
ただ、香りだけでは判断できん。
肝心なんは味含めたトータルバランスや。
忖度抜きでガチンコ評価させてもらうでぇ😋🥃❤️
え!?
嘘やろ!?
コレって・・・、アレやん。
ポートエレンやん。
信じられへん。
ホンマに信じらへんくらい違う。
錫熟成・・・、ちょっと怖いねんけど・・・。
奇跡の変化やろコレ・・・。
麦の甘みが段違いに明確になって、フルーティさがより濃く、キングジョージ5世を構成する味の骨格が際立つように現れる。
グラスにそのまま注いだキングジョージ5世は、トップに決してネガティブではない複雑さを伴ったオレンジのニュアンスを感じるやけど、錫から移し替えたキングジョージは雰囲気はそのまま、全く別の姿へ変貌した。
トップのオレンジの要素が完全に液体に染み込み、馴染み、全体を底上げする一部の構成要素へと姿を変え、代わりに際立つのがキーモルトとして使われとるポートエレンのあの雰囲気が明確に認識できるようになる。
コレは・・・、凄い。
凄いとしか言いようがないほどの見事な味の変化や。
「錫熟成」・・・、ホンマに何でも旨くなるんちゃうかコレ!?
【オールドボトル編】味の変化に衝撃! 錫熟成したウイスキーを飲み比べ。(インペリアル特級)
最安級ウイスキー、最高級ウイスキーともに、明らかに味が変化して、どっちもハッキリとポジティブさを感じる方向へ美味しくなった「錫熟成」ウイスキー。
こうなってくるとオールドボトルはどう変化するかメチャメチャ気になる。
いっちょ、やってみるしか無いやろ😋🥃❤️
インペリアル特級の最後の一杯を「錫熟成」で堪能するでぇ〜。
グラスにそのまま注いだウイスキー
旨いねぇ・・・。
全体的にマイルドで、ややのっぺりした印象もあるけどオールドボトルらしいシェリー感に、山崎の特徴的な風味が溶け合った落ち着きある味わいや😋🥃❤️
錫熟成したら、この古酒っぽさが消えるのか、更に味わい深くなるのかがきになるところ。
錫熟成後→グラスに移したウイスキー
ん!?
なんやろコレ・・・。
確実に味に変化はあるけど、ティーチャーズハイランドクリームとか、キングジョージ5世みたいに明らかにマイルドになったような変化やなくて、古酒感が整えられて、端正に磨き直されたようなアッサリ感のある変化をおこしとる。
正直言うて、風味の広がりは、そのままグラスに注いだウイスキーのほうが若干ボリューミィーな気もするくらい。
ただし、錫熟成した方のウイスキーはフィニッシュの樽の香りをしっかり拾えて、ミズナラ独特のニュアンスがわかりやすくなる。
ん〜、ちょっと予想外の変化やけど、コレは面白いなぁ・・・。
なんちゅうたらエエんやろ。
ほこりを被ったアンティーク品が綺麗にレストアされたようなイメージがしっくり来るかなぁ・・・。
時代とともにやや古びた部分を清浄化して、きれいに拭いときました。
みたいな感じ。
アルコール感の観点から捉えると、意外と同等程度で、ややまろやかにはなっとるけど明らかな変化はない。
ティーチャーズハイランドクリームとか、キングジョージ5世みたいに、確実に誰でも違いがわかるような大きな変化はないねん😋🥃❤️
日本酒とかビールも明らかにアルコール感はまろやかになるし、アルコールは全部まろやかになるのかと思いきや、ホンマの古酒はまた違うんか・・・?
実に興味深い結果やなぁ・・・。
ウイスキーが嘘みたいに美味しくなる、錫熟成の効果まとめ。
断言できる。
「錫熟成」は、ウイスキーを最短で美味しく変化させる奇跡の熟成方法や。
「錫熟成」に必要な時間はたったの5分。
錫の器にウイスキーを注いで放置するだけ😋🥃❤️
これだけ短時間&手軽さで、誰でも効果がハッキリと体感できるし、樽スティックみたいに長い時間もかからへん。
たった一杯の少量から手軽に気分に合わせて実行できるから、飲む直前にすぐ出来る。
ウイスキーそのものの骨格はそのままで、ポジティブな要素を強く感じる風に味わいが変化するから試してみる価値しか無いレベルの強烈なオススメ度😋🥃❤️
特に安価なウイスキーのアルコールのカドを取りたいとき、高級なウイスキーのモルト感をよりリッチに感じたいときには絶大な効果があるから、広く万人におすすめできる素晴らしい超短期間熟成方法や。
この記事には書いてへんけど、アードベッグなど強烈な個性を放つ、ピーティーなアイラモルトにもしっかりと判別できるほどの効果がある。
この記事を最後まで読んでもまだ信じられへん気持ちがあると思うけど、全部ホンマ😋🥃❤️
コレは実際に試してみるしか分からへんから、気になったら一刻も早くやってみて😋🥃❤️
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