ども、ウィスキー販売情報とウィスキーレビューをお届けする、ぽよんちょおじさんです😋🥃❤️
寿屋が社名をサントリーに変更した1964 年に発売された超高級ウイスキー。
「インペリアル 特級」
皇帝、最上級との意味を持つ、まさに究極を目指して作られた贅沢極まりないブレンデッドウイスキー。
ほな、じっくりレビューしていくでぇ〜😋🥃❤️
品名:インペリアル特級表記(1964年〜1989年頃)
生産地域:日本
蒸留所名:サントリーウイスキー(サントリー株式会社)
タイプ:ブレンデッドウイスキー(構成原酒は全て国内蒸留原酒)
熟成年数:-
度数:43%
容量:600ml
終売時期:1989年(酒税法改正により特級表記が消え終売となる。)
シリーズの終売時期:2006年(サントリーウイスキーのブランド編成により終売を迎える)
評価:★★★★★★★(7)
【インペリアル】クリスタルボトルの美しいカッティングと時代背景。
インペリアルのボトルは、カガミクリスタル製のクリスタルボトル😋🥃❤️
ごっつ美しいカッティングが特級時代のインペリアルの素晴らしい点の一つ。
クリスタルのカッティングは職人の手作業やから、よく見ると一個一個風合いが違うことに気づくはず。
インペリアルは特級時代の後に響マークのラベルでガラストップのコルク栓になるんやけど、味はまた別の話として、色んなインペリアルのボトルを見てきたけどクリスタルボトルのカッティングの美しさは特級時代のほうがシャープで美しい😋🥃❤️
もし手元に数本あったら、いっぺんよ〜く見比べてみてなぁ〜😋🥃❤️
カッティングされたクリスタルボトルのクオリティは今見ても恐ろしく綺麗でカッコエエよ😋🥃❤️
インペリアル発売当時の価格と日本の物価
サントリーインペリアルが発売されたのは、昭和39年の夏。
東京オリンピックが開催された記念すべき年にあたる「1964年」に1万円で発売された。
1964年の大卒の初任給は、今みたいに大体20万円ももらわれへん時代やった。
なんと1/10程度の額で、おおよそ1万円台半ば〜2万円台や。
今でも1万円のウイスキーって高級品やと思うんやけど、その当時は高級とかのレベルやないのがよく分かると思う。
今販売されとる10万円レベルのウイスキー「響30年クラス」の味がするんか?ちゅうと、ちょっと達してないけど、現行の山崎18年とかよりもメチャンコ山崎の味がするのは紛れもない事実。
しかも、クリスタルカットの瓶が美しく、熟成感も素晴らしい。
見た目も味も文句なしの旨いウイスキーであることは間違いない。
そんな1964年に生まれてから2006年のブランド編成までロングセラーとなった伝説の高級ウイスキーが「インペリアル」っちゅうウイスキーやねん😋🥃❤️
【インペリアル】香りと味を徹底レビュー。
香り
熟したりんご、メロンのような甘くフルーティな香りにシェリー樽系の温かみあるウッディネス。
シェリー樽原酒の豊かな香りがメインの構成😋🥃❤️
加水すると洋梨、いちご、軽やかな香木感が出てくる。
味
ストレート (開栓日)
こらぁグッドコンディションや😋🥃❤️
ごっつ滑らかな口当たりで、風味も豊かやなぁ・・・。
リッチやけど重々しくなく、同時代のローヤルのようなビターなニュアンスもほぼ無い美しくも贅沢な味。
山崎モルトの香味を存分に感じながら、ハチミツ系の熟した甘みに、シェリー系のスパイシーで暖かな雰囲気、優しいタンニンがあって、やや薄味やけどデーツのような方向性のリッチな甘み。
レーズン、カカオ、オランジェット・・・、リッチなフルーツ感がたまらんねぇ😋🥃❤️
長期熟成の山崎モルトの個性がしっかりある、山崎を存分に感じる味に仕上がっとる😋🥃❤️
さすが当時のサントリーフラグシップボトル。
大卒の平均初任給が20000円台の時代に12000円で発売されたとんでもなくエグいウイスキーだけあって、今飲んでも気合の入れ方が違うことが、味の良さからハッキリと伝わってくるわ😋🥃❤️
ストレート (開栓後 10日目)ザ・ウイスキー特級時代と比較
インペリアル特級の10年後に生まれ、2006年までサントリー最高峰のウイスキーの一つとして君臨し続けたザ・ウイスキーと飲み比べてみよか😋🥃❤️
こらぁ贅沢な飲み比べやでぇ・・・。
どっちもめちゃんこ旨いし、当然やけど共通する要素がある。
単体で飲めばインペリアルは素晴らしい完成度やけど・・・、比較したらアカンわ。
ザ・ウイスキーのクオリティのエゲツなさが際立つっちゅうか、ザ・ウイスキーはホンマに文句の付け所がないレベルで旨すぎる😋🥃❤️
ザ・ウイスキーと比較してまうと、インペリアルは全体的に薄味で熟成感も浅い。
それでもインペリアルの体感的な熟成年数は20年以上やと思うねんけど、ザ・ウイスキーを前にすると子供レベルっちゅうか、その威厳が霞む霞む。
断じて言うとくけど、インペリアルがしょーもないわけちゃうで。
どっちもめちゃんこ旨い前提での話や😋🥃❤️
あくまでもザ・ウイスキーと比較しての話やけど、エエ意味で個性が弱くてキレイに飲みやすいのがインペリアル。
古き良き山崎シェリーカスクの圧倒的な存在感を放つ、まさに唯一無二のスペシャルクオリティを見せつけてくれるのが、インペリアルと同時期に終売になった伝説の超高級ウイスキー「ザ・ウイスキー」や😋🥃❤️
あかんあかん・・・。
ザ・ウイスキーの話になるとなんぼでも長くなってまうから詳しい話はザ・ウイスキーのレビューページで見てみてなぁ〜😋🥃❤️
ストレート (開栓後 3週間)インペリアル響マーク時代と比較
特級時代のインペリアルと、響マーク時代のインペリアルを飲み比べてみると、案外違いがあって面白い😋🥃❤️
特級時代はシェリー樽原酒が色濃く、響マーク時代はバランスが良くフルーティ。
山崎モルトの個性的な風味は特級時代のインペリアルのほうがハッキリしとってわかりやすいし、実際わしの好みは特級時代のインペリアルや。
響マーク時代のインペリアルももちろん旨いんやけど、特級時代に比べてやや単調に感じるっちゅうか、現代チックなブレンディングやなぁ〜と思う分かりやすく旨い味😋🥃❤️
グッドコンディションのインペリアル特級を引き当てるには強運が必要やけど、この山崎の風味はたまらんなぁ😋🥃❤️
加水(開栓日)
洋梨、いちごのようなフルーティな香りが出てくる。
軽くミズナラを想わせる香木感も。
甘酸っぱさを伴った、リッチなシェリー感が堪能できる素晴らしい味。
フルーティさは増し、スパイシーさが和らいで、ややビターなニュアンスが出つつも古き良き時代のシェリー樽モルトの味わいが押し寄せる。
全体を通して山崎独特の風味が色濃く、フィニッシュ〜余韻にかけてはもう一段深く熟成感ある香りで満たされる。
やっぱりインペリアルの味は素晴らしいわ😋🥃❤️
加水 (開栓後 3週間目)トワイスアップ
インペリアル特級はトワイスアップにすると、なおさら山崎シェリーモルトの香りが際立つねぇ😋🥃❤️
昔の旨い山崎モルトの味がするから、初めて飲んだらものごっつ印象的やしほんまに感動するんちゃうかなぁ〜。
ごっつ深い味やねんけどクドくないし、キレイやけど複雑で余韻までしっかりリッチな香りで満たされる。
同年代のローヤル、クレストあたりと比べても明らかに次元が違う熟成感と原酒の良さが伝わってくる素晴らしいブレンデッドウイスキーやね😋🥃❤️
ロック(開栓後 20日目)
おぉ、おぉ、こらぁ旨いなぁ〜😋🥃❤️
香りは穏やかやけど、口に入れた瞬間しっかりふわぁ〜っと山崎の香が広がって至福のひとときが訪れる。
山崎シェリーカスクが効いとって、ほんまに軽〜くやけどミズナラっぽさもある。
古き良き時代の原酒の良さがしっかりと体感できる一杯や😋🥃❤️
現在2022/06/26の相場は大体35000〜40000円なんやけど、響21年の定価と同じくらいやね。
味のレベルはっちゅうと、サントリーが生み出したブレンデッドウイスキーの完成度(匠の技)としてはやや響21年が上回る気がするけど・・・・。
最近の響21年の味を考えたら、原酒の良さ、味の良さ、素直さはインペリアルのほうが上やと思うわ。
ただし、エエボトルを引き当てれるかどうかは「運」やから、4万はたいてもハズレボトルを引く可能性もある。
ただし当たったときの感動は最高やから、いっぺんチャレンジしてみてもエエかも😋🥃❤️
ロック(開栓後 3.5ヶ月)
いかにもサントリーのウイスキーっちゅう感じの、エエ香りやなぁ・・・。
今インペリアルを同じ仕様で出したらいくらするんやろ・・・。
原酒のクオリティもそやけど、クリスタルのボトルもコストも相当やと思うし、よく2006年まで販売しとったなぁ・・・。
結局長く続いたロングライフ商品やったけど、山崎、白州、響の3大巨頭に絞ったブランド戦略上姿を消すことになるんやけど、ぶっちゃけ生産コスト的な意味合いもわりかし大きかったんとちゃうかなぁと思うわ。
もうなくなってしもたら飲まれへんと思うと寂しいけど、この一瞬を大事に楽しも😋🥃❤️
【インペリアル】の販売価格は? ぶっちゃけ買い?
インペリアルの定価は12000円やけど、当然もうこんな値段では買われへん。
今でもオークションやらフリマアプリ、リサイクルショップで手に入るんやけど、ヒネてないグッドコンディションのボトルを見分けるのは至難の業。
っちゅうか、外観から判別するのは無理に等しいと思うわ。
そんな中でも、ヒネてない可能性がちょっとでも高いオススメは、箱付きで販売されとるやつやね😋🥃❤️
ウイスキーのヒネは外光、紫外線による劣化が大きな原因の一つ。
クリスタルボトルは外光にさらされてヒネる可能性が高いんやけど、箱の状態でしまわれとるボトルは光による劣化のリスクが著しく低いっちゅうわけ😋🥃❤️
液面が極端に低いとか、著しいレベルのオリが出とるやつは避けるべき。
まあ箱付きでもアカンやつはアカン(横置きで保管されとるとコルク臭で汚染されとる)から、最後はもう自分の運に賭けるしかない。
なんぼ高級なインペリアルと言えども、ヒネたウイスキーは不味くて飲めたもんやないからね。
ただし、グッドコンディションに当たったら最高の満足感が得られるのは間違いないのも、紛れもない事実。
インペリアルは山崎好きなら一度は飲んでおくべき、名作ウイスキーやでぇ〜😋🥃❤️
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